突っ走る楽市楽座は「夜の鳥…」が終わるやいなや、秋の新作へ向けて。再び依頼を受けた僕は、今回、日程の都合でモデルは楽市楽座の役者ではなく、僕サイドのモデルで。芝居の内容もかなり未定部分があったので、勝手にイタコ状態になり、勝手に僕バージョンの芝居絵として完成させた。
実際に幕が開いてみると、アフロヘアのプエルトリカンが実際に登場したり、絵が立体化したような贅沢な気分も味あわせてもらった。長山さんの夢の世界は、いまきっと僕の絵の世界とかなりどっぷりと、浸しあっているような気がする。絵のアンテナを楽市楽座へ向けると、すぐさまひたひたと、僕の絵に暗い夢がつたわってくる。当分は、長山さんは僕の暗い夢の道先案内人となってくれりだろう。この蜜月のうちにたくさん描きたいものだ。
観客動員数も最高記録と聞き、よかった、です。
|