▼ 「本の窓」2015年9・10月号「原節子・笠智衆夢舟」 ▼
小学館「本の窓」今月号の表紙画は原節子様&笠智衆・父です。『晩春』が僕は好き。
昭和の大スターを乗せて来てくれる夢のボートを想い描く今期の「本の窓」表紙画シリーズ・・・第四番目の夢舟はこの御二人が乗ってらっしゃいました。姿も存在も、銀幕の光線の束の中のみに封じられた「原節子」像を、ぼくは主に小津安二郎世界で知ることとなったため、どうしても父・笠智衆の佇まいとともに思い浮かべてしまいます。『東京物語』の距離感もすばらしいけど、僕には『晩春』の父娘が決定的。それで画面に肌色が浮かばなくて・・・寺門孝之拝
http://www.shogakukan.co.jp/magazines/0820110115