▼ ピカソが家に来た ▼
久し振りに夢が面白過ぎて目が覚めた。忘れないようにノートにメモして再眠したが全く忘れなかった。以下夢。
家にピカソがやって来た。なにか公務で来日していたらしいが、僕の情報を得て会いたいと思ってくれたらしくて、タクシーで僕の家にやって来た。僕の家は現実の東京の家とも、神戸の家とも違うが、とても心地好く明るい陽光が射し込む白い部屋で、画室は玄関側で大きく窓が開いていて、車を降りてやって来るピカソがよく見える。しばらく僕の画室の様子や描きかけの絵を凝視してくれた後、目があったので写真を写したいと思って「写真撮っていいですか?」のようなことを伝えたが答えは「ノン」。ですよね~みたいな感じでもじもししてたら、突然ピカソが花を活け始めた。キューブのガラス器になんの花だろう?ツリガネソウのような青い花と、白いユリを不思議なフォルムに組んで活けている。とても興味深いのでこれは写真に撮りたいと思ってもう一度尋ねてみたら、「ドウダッテイイヨ」とカタカナで答え、ニヤリとウィンクしてくれた。これは「ウィ」だなと判断し、花を活けるピカソを撮影。ピカソは御機嫌でしばらく家にいたようだが、僕は愉しさ極まって目覚めてしまった。
夢にはいろんな人が登場することがあるが、画家はめったに出てくることがない。芥川龍之介と長々と虹について話をしたり、小林秀雄と一緒にゴダールの未知の旧作(タイトルは「54」だったかな?)を試写室で観たりはしたけれど。