▼ 20111120LIVE REPORT ▼
今日の高本一郎さんとのライヴは最高でした、心底愉しかったです。リュートという楽器も、ムスタシュでの初イベント、というか大阪初のライヴペインティングだったとか、初めてづくしだったんですが、そういうことではなくす~っと即に深い深い場所へダイヴして参りました。充分な宣伝もできなかったんですが、たくさんの方が来てくださりありがたかったです。最初はまあちょうどいいくらいのゆったり感で始まったのですが、夢中で描いて振り返ったら満員だったのでびっくりしました。立ち見の皆様、御疲れ様でした!
以下簡単にレポートです。
リュートの音(オン)が雫のように降って来て、その一粒一粒に強い光量があり、途端に僕の指先から光の線が飛び散り始める。あっという間に。
支持体は、夏のラフレアと同じようなプロジェクター用のスクリーン。これが案外と描き良くて。
僕自身はあまり拝めなかったが、演奏する高本さんは終始画面を見ながら不敵な笑顔だったらしい。
「リュートの曲というのはだいたいが2分くらいで短いんですよ、今日連続で弾けるかどうか」って言ってたはずの高本さんのリュートの音楽が、延々と終わらない、休憩なしにリュートがぶっ飛んで行くのに煽られるのか、あっという間に僕にピークが来て、すぐに女の顔が。
後で聞くところに拠ると、この顔が現れたときに弾いていたのは「美しい娘」という楽曲の変奏だったそうだが、そんなことは知る由も無い。
その後また次のピークが来て、画面は金色に浸される。
ん? 窓の向こうを、白い少女が通ったか?
たちまち白い少女が絵に入り込んだ。
みるみるうちに完成! その間2時間強、リュートほとんど弾きっぱなし?
リュートは本当に美しいフォルムで、弦が14本、一本一本色・質感が違うのでびっくりして高本さんに訊ねると、5種類の素材で出来てるそうです。
記念にポートレイト、デッサンさせていただきました。
絵の前で記念撮影。
その後、画廊のすぐ前のメキシカン・バーで祝杯。呑みっぷりも爽快な高本さんでした。いやぁ、いい夜やった! じゃ、またやりましょう!って握手、散会。