▼ 台風一過~LIMITS OF CONTROL ▼
神戸に前のりして早起きしてスタンバッていたが台風が通り過ぎた影響で大学、午前中は休講になってしまい、とぼとぼ午後に登校、実習の授業、及び中国やモンゴルからの留学生さんとの面談。遠くからこの大学(院)へ来てくれ身の引き締まるオモイだ。アジアのイラストレーションについて僕もとても興味があり、色色教えてもらえると嬉しいな。
台風が通るとどうしても映画が見たくなり、レイトショーで、ジム・ジャームッシュ監督の新作「リミッツ・オブ・コントロール」観る。夢が濃くなりすぎてこの世にはみ出して来たような映画で愉しめた、ニコニコして観たた。冒頭で「イマジネーションとスキルを使え」と言われてその通りに進む謎の男が主人公。イマジネーションとスキルを使うとどうなるかというと、人生(任務)が運ばれて行く。そして「人生に何の価値もない」と繰り返し映画の中で告げられる。映画になにも意味はなく、ただ愉しみの時間が過ぎて終わる。またしてもティルダ・スウィントンが突然現れた。無意味にゴージャスでどこか壊れやすくチープで、やはり天使のようだった。工藤夕貴やガエル・ガルシア・ベルナルの瞳のただならぬ輝きも美しかったが、眼鏡裸女パス・デ・ラ・ウエルタのアンシンメの乳房が気になった。タイトルが“LIMITS OF CONTROL”で始まるのに、エンドロールでは“NO LIMITS NO CONTROL”。カッコイイ!