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2009年10月29日

▼ マイケル・ジャクソンTHIS IS IT ▼

THIS IS ITチラシ
昨日スタートのマイケル・ジャクソン映画「THIS IS IT」、大学業務の後、三宮のmintでレイトショー。はじまった瞬間からなにか押し寄せてきて目から汁が。全編に渡り、ただならない気配に満ちており、幸せ過ぎて泣ける。けしてこれまでマイケルのファンだったわけでもないのだが、彼の、彼の世界の素晴らしさに打たれた。そしてまた、マイケル・ジャクソンの世界が、伊藤若冲の世界に重なって感じられた。とっても似ている!
人工美の極致を、大自然そして宇宙のエネルギーが貫いていく。朗らかで、強く、美しく、健やかで、飛び切り贅沢だ、そして、かわってる!
ショーの(=映画の)監督は言う「マイケルの世界は、けたはずれでなければならないんだ」
マイケルは言う「ファンが望んでるのは日常を離れること、さあ、だれも見たことのないものを見せようじゃないか」
そして完璧以上の超絶な技術と、世界中の才能を集め、全てを
「ワンダー」のために捧げ尽くす。

若冲ワンダーランド!
マイケル・ジャクチュウ~

もしかすうると、この映画に収められたリハーサルの時間こそが「完璧」だったのではないだろうか? もちろんショーが実現していればそれは間違いなく凄いものとなっただろう。けれどもこんなにまで僕が彼の世界に浸されることにはならなかったろう。これまでのように、彼の完璧な作品と、奇矯な伝説のみを情報として取り入れただろう。リハーサルだからこそのやわらかさと、人間味溢れるスタッフやダンサーとの親密な時間、本番ではない時間こそがまた本当の本番でもあり、マイケルが言う「本当の冒険」の瞬間に僕たちは取り込まれる。

必見! 世界同時公開たったの2週間の上映ですって!

2009年10月26日

▼ 荒戸源次郎監督作品『人間失格』0.5号試写 ▼

待ちに待った! 『人間失格』の完成!! 今日、五反田のイマジカで関係者へのお披露目があって、観て来ました。夏の撮影現場にはかなり立ち合わせてもらったのですが、その後2ヶ月、全く進行を知らないでいたので、全くのサラの目玉で見たのですが、凄かったです。2時間13分があっという間の、つかの間の夢のようで、しかしどすーんと目に胸に肚に来ました。
とにかく、主演の生田斗真さんが素晴らしくて、圧巻です。

僕の絵もちゃんと映っていて、その上、なんとエンドロールのラスト、監督の名前の前にもどーん! 嬉しくて苦しかったです・・・

懐かしい皆さんと再会と祝杯・・・

2009年10月25日

▼ 巨鯨&白象~若冲ワンダーランド ▼

大学、絵話塾の任務を終え、日曜日、早起きして神戸から東京への戻り道、京都で途中下車し石山でバスに乗り換え、山の奥へ奥へ、車窓越しに色付き始めた紅葉や滝を見遣りながら小1時間、miho museumへ行って来ました。もちろん、伊藤若冲の新作?!を観るために。昨夏、北陸の旧家で若冲の未知の屏風絵が発見されたとのニュースに胸躍りましたが、こんなに早くに見せてもらえるなんて!
フロントでチケットを購入、そこから10分くらいてくてく歩き、銀ピカのトンネルと吊り橋を渡って、展示室へ。2000年の京博でお目にかかった作品や、目新しい絵、ブライスさんのお持ちのあのタイル絵のような動植物群などを観て回った後、どーん!と巨鯨&白象が出現!! ああ、しあわせで、笑っちゃう。必見! 12月13日まで。ミュージアムまでは遠いけれど、桃源郷をデザインしたという建築景観も見物です。
http://www.miho.or.jp/japanese/inform/new.htm

図録とポスターと絵葉書もゲットし、図録を読みながらロキへ帰って来ました。解説によると、若冲の人間像が最近の研究により随分と更新されているとのこと。若冲というと家業を投げ出し、俗世と付き合わず好きな絵ばかりに熱中した奇人、というような雰囲気で紹介されることが多かったが、実は家業=錦市場の青物問屋のピンチの際に役人と渡り合って解決に導くなど、リーダーシップと義侠心と行動力に溢れた大人(でかいひと)だったらしいことがわかってきているらしい。僕は、京博や東博で原画を観て、絵はたしかに物凄いけれど、決してエキセントリックなものではなく、極めて真っ当な、ただただ自由で突出したオウラを感じていたので、美術手帳の若冲特集でも「上がりの画家」という文章でそのことを訴えたりしたものだが、やはりようやくそれも実証されつつあるようで嬉しい。とにかく、若冲の原画をこんなに何度も観ることが出来る時代に生まれ合わせてほんとに幸せというほかない。もちろん次は東博へ「動植彩(ほんとは糸偏)絵」に再会へ。相国寺の時もあれは凄かったなぁ~
フラッグトンネル展示室へポスター

2009年10月12日

▼ 10・12 在廊速報 ▼

入りの時刻がはっきりしませんが、業務終了次第、
夕方からラストの19:00まで在廊予定です。
ギャルリムスタシュでお会いしましょう
http://www.galerie-moustache.com

2009年10月10日

▼ 目からSが ▼

夕方からムスタシュへ。来てくれた“てらこや”メンバーたちと「普通呑み」。(普通呑みとは芝居とか観ないでただ呑みに行くこと、らしい、メンバーによると)
まあ、いつものように近況報告しあうだけでずっと大笑いだったのだが、どうも昨日は右目がちくちくする感じでさかんにこすっていた。ふっと気付くと右目をこすっていた指先に写真のような半透明の円形のシールが!ソフトコンタクトレンズのような直径10mmくらいのシールで、粘着面にほこりでかなり汚れている。逆面に青いSの字がプリントされている。右目は以来すっきりクリアに見えるようになった気もするが、果たして、本当に目から出てきたのだろうか・・・???
謎のS

▼ てらぴか<光線>速報 ▼

本日16:00~18:00 ギャルリムスタシュ在廊予定です
<光線>会場でお会いしましょう~
http://www.galerie-moustache.com

2009年10月09日

▼ 神戸芸術工科大学学園祭=芸工祭 ゼミ展示完了 ▼

ゼミ看板と
今日は朝から芸工祭のゼミの展示作業。明日明後日、もし芸工祭に来られたら、ビジュアルデザイン学科棟2Fラウンジもぜひ覗いてみてください。うちのゼミ生たちの、写真あり、似顔絵あり、でかい絵から小さな立体、アリスからレスラー、女神から変態(?)まで・・・色色様様な成果を展示しています~ ギャラリーセレンディップも学生達の力作がみっちりとつまっています。
ゼミ展示1ゼミ展示2ゼミ展示3ゼミ展示4ゼミ展示5ゼミ展示6ゼミ展示7

▼ 台風一過~LIMITS OF CONTROL ▼

神戸に前のりして早起きしてスタンバッていたが台風が通り過ぎた影響で大学、午前中は休講になってしまい、とぼとぼ午後に登校、実習の授業、及び中国やモンゴルからの留学生さんとの面談。遠くからこの大学(院)へ来てくれ身の引き締まるオモイだ。アジアのイラストレーションについて僕もとても興味があり、色色教えてもらえると嬉しいな。

台風が通るとどうしても映画が見たくなり、レイトショーで、ジム・ジャームッシュ監督の新作「リミッツ・オブ・コントロール」観る。夢が濃くなりすぎてこの世にはみ出して来たような映画で愉しめた、ニコニコして観たた。冒頭で「イマジネーションとスキルを使え」と言われてその通りに進む謎の男が主人公。イマジネーションとスキルを使うとどうなるかというと、人生(任務)が運ばれて行く。そして「人生に何の価値もない」と繰り返し映画の中で告げられる。映画になにも意味はなく、ただ愉しみの時間が過ぎて終わる。またしてもティルダ・スウィントンが突然現れた。無意味にゴージャスでどこか壊れやすくチープで、やはり天使のようだった。工藤夕貴やガエル・ガルシア・ベルナルの瞳のただならぬ輝きも美しかったが、眼鏡裸女パス・デ・ラ・ウエルタのアンシンメの乳房が気になった。タイトルが“LIMITS OF CONTROL”で始まるのに、エンドロールでは“NO LIMITS NO CONTROL”。カッコイイ!
LIMITS OF CONTROLパンフ表LIMITS OF CONTROLパンフ裏

2009年10月08日

▼ 台風へ ▼

雨粒1雨粒2
8日早朝の神戸への移動を予定していたのだが、台風が関西に接近中のため心配になって急遽、前のりすることにした。ロキでの1晩を失うのは仕事の進行上かなり痛いが、仕方ないにゃ~。
新幹線の夜の窓に雨粒が走る。

新神戸。雨はそれほどでもないが、ゴウゴウと風が吹き上げて、大きな木の枝が飛び、自転車が散乱している。さて?

2009年10月03日

▼ てらぴか在廊速報 ▼

昨日は大学、ゼミ終了後大分遅れて、ムスタシュ初日レセプション会場へ。ずいぶんたくさんの方が待っていてくださり、嬉しかったです。学生もいつになくたくさんの参加で頼もしい。てらこや生たちももうすっかり立派な大人達。懐かしい方々新しい方々。久し振りに盟友音楽家=周防義和さんともゆっくり話せて愉しい夜でした。雨の中お集まりくださった皆様に御礼申し上げます。愉しい夜を演出いただきましたギャルリの皆様に重ねて感謝です。

本日14:00~17:00は確実にムスタシュ在廊予定です
http://www.galerie-moustache.com
その後、所用経由し、楽市楽座公演へ行く予定です。
http://www.bekkoame.ne.jp/ha/ag0214/