▼ イラストノート~東京ヴォードヴィルショー『見下ろしてごらん、夜の町を。』 ▼
今日は23日にひきつづき、「イラストノート」取材班の方々がロキ画室へ大集合、お昼過ぎから延々5時間以上、テッテ的に取材いただきました。「イラストノート」は季刊のイラストレーション専門誌で、毎号取り上げられるイラストレーターの方々の制作過程やアトリエの様子などがおそろしく詳細まで紹介されていてとても興味深く誌面を、特に写真を食い入るように見詰めていたのですが、僕についての取材もかなり念の入ったものだったので、誌面を見るのがたのしみのような、おそろしいような・・・神戸・北野坂のアトリエは「イラストレーション」誌はじめいくつかの書籍に写真が掲載されましたが、ロキ部屋はほとんど初公開となります。4月中旬発売予定、おたのしみに!
取材がほぼ終わりほっとした頃合、B作さんからTel! 昨日下北沢の本多劇場で観せていただいた東京ヴォードヴィルショー新作公演『見下ろしてごらん、夜の町を。』!! いやぁ~スッバラシイ名舞台でした!!!
全編笑い通し、そして同時に泣き泣き泣き・・・そして笑い。B作さんはもちろんのことですが、団員の皆さん、そして客演の方々全てに美味しい見せ場が用意され、何よりも全編にわたり歌、歌、歌。何本も同時に掻き鳴らされるフォークギター・・・僕の小学生~中学生時代、フォークソングに憧れていた頃、見上げていた世界を思い重ね、笑いながらもずんずんと自分の立っていた場所へ想いが向かいました。
思えば、初めて佐藤B作さんと出会ったのも(TVですが)そんな時代のど真ん中、僕が小学?年生でかじりついて観ていたNHKの銀河テレビ小説の山田太一ドラマ(タイトル失念)。その中でB作さんは上野アメ横のバナナのたたき売りの青年役でした。その一度聴くと一生忘れられない声色と、明るいのか暗いのか、絶対に諦めないぞっというしぶとさと同時に、全てを諦め切ってるような切なさとを背負い込んだような、見たこともない存在感に小学生の僕は射抜かれ、すぐにその可笑しな名前をムネに刻み付けたのです。しかしまさか、御本人と後年お会いし、すっかりお世話になろうとはもちろん子供の僕にはうかがい知れない未来でした。1994年の初夏に初めてお目にかかって以来、ずっと、なにかと気に掛けてくださって・・・。御縁があるのだろうと思います。昨夏、家族で初めて高千穂を訪れ、予約していた民宿に到着、部屋へ通され宿の案内などが綴じられたファイルを開けるなり目に飛び込んで来たのはB作さんあめくさん御夫妻の写真! ロビーには御二人の色紙が。その他にも、あまりテレビを見なくなった今でも、ふとテレビを点けるとそこにB作さんがいることがしょっちゅう! 大活躍されているので当然なのかもしれませんが。
通路に補助席もみっちりの超満員、遠慮もあってご挨拶もせずに帰ってしまったのですが、「やぁ、昨日はごめんね、ゆっくり話もできないままで」などとお電話くださるB作さんに、恐縮しながらも、あの御声を聞くとなんだか愉しくなってしまいついつい僕はつまらないことをしゃべりすぎてしまいます。
『見下ろしてごらん、夜の町を。』見逃すと大損!!!
東京公演は3月1日まで。
その後、3月3日=広島=アステールプラザ大ホール
3月4日=大阪=シアターBRAVA!
3月7日=鹿児島=宝山ホール
大阪はまだ空席あるらしいですよ! そのほかも当日券並んででも必見です! それから、開演時間前から舞台では面白いことが始まっていますから、早めに行かれたほうがお得です!
詳細は劇団HPで~
http://www.vaudeville-show.com/index.html
写真は公演パンフレットと、高校生の頃?に描いたB作さん似顔絵。かなりアヴァンギャルドな表現です、が、こう描くしかないような凄いB作さんの面魂なのです!