▼ レオナール・フジタ展、童画の世界、キバノロ ▼
早起きして、レオナール・フジタ展最終日のオープン前に上野の森美術館に駆けつける。大琳派展のときにも最終日開館30分前に着いたが既に長蛇の列だったので、今日も心配だったが、思いの外人は少なめで、じっくりと観ることができた。
1920~30年代の作品が多く嬉しかった。初揃い公開の「争闘」「構図」巨大画面x4は圧巻。
1991年の初パリでいくつかフジタ原画に接して以来、秋田、広島、東京などに原画を追っかけ、絶版本を集め、仏版カタログレゾネなど画集を取り寄せて私淑していたフジタ。日本での回顧展はまずムリとの風評だったはずなのに、その後、2度にわたりこんなに大規模な展覧会を観ることがかない、ありがたい。
前回は図録が気に入らず、購入控えたが、今回はデザインも編集も力作で即買。絵葉書も暴れ買い。
気を良くして、国際子ども図書館へまわり「童画の世界~絵雑誌とその画家たち」見学。作品点数は少ないがインデックスとしては興味深い企画。現在日本の特異な絵本の発展の基礎となる豊かな地層の広がり。
さらに科学博物館へまわり、いつもの剥製達に再会。しかし、こんなかわいい小鹿みたいな動物に牙があるのは、奇妙なアート作品のよう。本当にいるのだろうか? 「キバノロ」・・・というらしいが・・・