▼ soup ▼
家庭の事情で、料理をする機会には恵まれている。料理をするのは嫌いではない、否 好きだ。冷蔵庫を引っ掻き回して残り物から、即興で作る。足りないものは買いに行くこともあるが。この夏はスープを何度も作った。隣のジャングルで汲んだ湧き水に、冷蔵庫中の野菜と肉を放り込み、戸棚に絵の具のように並ぶ香辛料から瞬間的に選んでは振り掛ける。一昼夜煮続けると、自ずと美味しくなっている。魔法のスープ。毎日ご飯にかけて、飽きてきたらカレーにする。
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家庭の事情で、料理をする機会には恵まれている。料理をするのは嫌いではない、否 好きだ。冷蔵庫を引っ掻き回して残り物から、即興で作る。足りないものは買いに行くこともあるが。この夏はスープを何度も作った。隣のジャングルで汲んだ湧き水に、冷蔵庫中の野菜と肉を放り込み、戸棚に絵の具のように並ぶ香辛料から瞬間的に選んでは振り掛ける。一昼夜煮続けると、自ずと美味しくなっている。魔法のスープ。毎日ご飯にかけて、飽きてきたらカレーにする。
朝、買い換えた冷蔵庫が届くが、本棚が邪魔して廊下を通れないことが判明。出直し。
午後、ゆりかもめに乗って、僕の牛のところへ。最後の仕上げ。ANGELS COW完了。
僕の牛は、9月5日~10月19日 丸の内の三菱UFJ信託銀行本店、仲通沿い新丸ビル側B1Fの敷
地内に展示されることとなりました。よかったら見てみてください。
http://www.cowparade-tokyo.com/
帰りのゆりかもめの車窓から見えたフェリーぼうっと。
松涛美術館へ大道あや展を観に行く。大道あやを教えてくれたのは神戸の畏友・絵巻物師(ポトゥア)の東野健一さん。知り合って間もなく大道あやの絵本「あたごの浦」を「てらかどはんの世界に通じるとこあると思うでぇ」と。すぐに入手、確かに魅せられた。翌年震災直後の2月、東野さんと博多天神でこの「あたごの浦」の絵を僕のバージョンで描き大きな絵本を仕立て、東野さんがその絵本をめくりながら物語を物語るという出し物もやったっけ。その後古書店で「へくそ花も花盛り 大道あや聞き書き一代記とその絵の世界」という本を入手し、大道さんの他の絵を見て、その迫力に圧倒されるとともに壮絶な人生模様にも押し倒されました。今回初めて原画を観られるということで絶対見逃さない意気込みで松涛へ。雨が降ったり上がったり。空が暗くなったり明るくなったり。Rを描く松涛美術館の広い壁に思いの外大きな画面の絵が並び壮観!なんとも言えず濃く、ぎゅいーんと磁力を放つ画面は画集から予想していたとおりのすばらしい密度と、おおらかさもありやはり大好きでした。絵本の原画も含めどれもこれもよかったですが、特に「草芽姫祭」という絵は、楽市楽座の「金魚姫と蛇ダンディー」の一場面を思い起こさせるような雰囲気で、僕の遺伝子にぐっと深く信号を伝えてくるものがありました。
9月21日まで。
http://www.city.shibuya.tokyo.jp/est/museum/20080805.html
これが「草芽姫祭」という題の絵。楽市楽座の芝居のようでしょう?
楽市楽座の今年の公演もあと1ヶ月ちょいに迫って来ました。2008年版「金魚姫と蛇ダンディー」台本も上がったようですし、僕のデザインによる衣装化粧の準備も着着と進んでいるようです。おたのしみに!
家族は葉山へ遊びに行った。
壊れたエアコンディショナーを新しいものと付け替える工事、朝から夕方まで。
イーストプレスの絵本編集者ZZ井氏来。来年新春に刊行予定の絵本の打ち合わせ。今回は僕にとってこれまでにない制作方法にチャレンジすることにしていて、今日はその第一弾の原画を渡す。さて、うまくいくだろうか
エアコンが新しくなり、びゅうびゅう冷気が部屋に送り込まれてくるが、昨日までの暑さはすっかりおさまってしまい肌寒い外気、今晩はエアコン出番無しだ。
COWのつづき。牛の表面積は思いのほか広く、うねうねとしていて、普段の絵の感覚でいうと軽く展覧会一回分くらいの数の天使を描くことになる。周りのあちこちで他の参加者たちが思い思いに牛を塗ったり、改造したりしているのをときおり眺めながら、僕の牛を天使で覆っていく・・・
今日、大家さんのほうで非常階段軒下のスズメバチの巣本部を破壊するとのこと。以後、スズメバチが来なくなった。
COW PARADE というアートイベントがあって、現物大の大きな牛のフィギュアにペイントをすることを依頼されていて、この日初めて指定の作業場へ。新橋からゆりかもめに乗り継いで台場の先まで、大きな倉庫に牛がぎゅうぎゅうところ狭しと並んでいる。自分の牛を選んでよいとのことなので、すみっこのほうにいたやつに決めて、さっそく描く描く描く。アシストのAngela嬢の活躍もあり、どんどん牛が天使に覆われていく。ANGELS COW。
http://www.cowparade-tokyo.com/
8月15日、終戦記念日、盆の中日・・・僕の絵のモデルをしてくれるASKちゃんの誕生日。
幼稚園の頃から展覧会に来てくれ、小学生、中学生、高校生と成長の折々に僕の絵に入ってもらっている。近いところでは、現在掲出中のESTのイメージヴィジュアルのヒロイン。
御礼に天使ブロックを描いて送った。近々新作をお願いする予定。
結局 再度「8 1/2」 最終日の初回を観にでかけた。何度見ても至福。「人生は祭だ 一緒に生きよう」そうだ そうだ!
この夏は 自宅で色色有った。エアコンディショナーが壊れたまま盛夏を迎えたため、相当の苦行を強いられていた。暑過ぎた。
冷蔵庫も壊れたので、この日、映画の後買い替えに行った。
スズメバチが画室のベランダに営巣しつつあり、びゅんびゅん巨大スズメバチが飛び交って外へ出られない。窓をゴンゴンとスズメバチがノックする。区に連絡しスズメバチ退治の人に来てもらう。武士のような静かな殺気のあるおじさんがやって来て、作りかけの巣をそぎ落としてくれて一安心。彼は1匹以外全くハチを殺さなかった。「ハチも夏は暑くて大変ですからね・・・」よく聞いていると、ハチ寄りの発言が多い。翌日には再度ハチたちが巣を同じ場所に建築し始める。大家さんによると非常階段の軒下にスズメバチの巣の本部があるとのこと。そこをやっつけなくてはならない。
1週間ほど九州を巡っていました。別府~湯布院~黒川温泉~くじゅう~幣立神宮~高千穂~夜神楽~高千穂峡~天岩戸神社~阿蘇~佐賀~博多・・・詳細をお伝えしたいところですが今日はまず・・・
僕のいろんなことの原点である映画 フェデリコ・フェリーニ1963年監督作品「8 1/2」がなんと25年振りに上映中!「完全修復ニュープリント版」とのことで、7月12日から渋谷・シアターイメージフォーラムで始まっていたのですが、ミュージァム等等多忙が重なり、ああ終わってしまっていたらどうしよう、、、と心配でしたが、遂に今日、観る事かないました。至福。。。。至福。。。。若い頃、何度か映画館で観、またVHSでも何度も見ましたが、グイドの年齢を超えてしまって観る「8 1/2」は極めてビターで、その分、甘さのコクも深く、深く、堪能しました。明日まで。もう一度観たいです。先般、日本初DVDも出てすぐに購入してはいますが、やはり映画館でかなう限り何回も観続けたい!
http://www.zaziefilms.com/eight-half/
正午、東京へ戻りました。寸暇無く、ロキ・アトリエで打ち合わせ準備作業お絵描き。少々予定のよりは絵描き足たらねども、夕刻表参道へ。久々のミュージァム。芳名帳にはメッセージぎっしり! 多謝也。イーストプレス=ZZ井氏+小野明氏と打ち合わせ。書き降ろし描き降ろし絵本、準備中。新年1月完成予定也。乞う御期待! 御2人から勇気やる気俄然頂きました!清水宏さんに負けないくらい俄然「やるき満々男」てらぴかです。 ただ、ミュージァム参上途中、なぜか鞄中のKOBE WATERのペットボトルの蓋が紛失し、鞄の中で諸物が水没。書類の水溶。
<寺門孝之ミュージァム@表参道LEMONTREE>開設記念展“Another Sanctuary”は7月30日をもちまして終了しました、開設早々たくさんの御来場をいただきました、ありがとうございました。と、いうものの、もちろん<寺門孝之ミュージァム@表参道LEMONTREE>は常設展示スペースです、お買い上げいただいた作品を新しい作品と交換など作業も終え、毎日元気に開館しています。11:00~20:00、年末年始以外は年中無休。どうぞ皆様、お気軽に細く重い扉を開けて(ちょっと大変ですが)4F/5Fまで階段を上がってみてください、選りすぐりの絵達で皆様をお迎えいたします。
まだ始まったばかりの<寺門孝之ミュージァム@表参道LEMONTREE>、お見せしたい絵はまだまだ新神戸アジトに山積みになっています。それに、今回ミュージァムの5Fスペースの白いソファに掛けながら、移り変わる光の様子や、訪ねてくださった方々との会話などから、新しい絵の数々もキャッチしかけています。ぜひ、ここで生まれる、新しい絵も交えて、次回12月の企画展示が出来たらよいなぁと、胸は計画と期待で一杯です。予定では、クリスマス前の時期にこの空間を「天使画」でいっぱいにしようと思っています。それまでは、“Another Sanctuary”ラインナップを少しずつ架け替えながらお楽しみいただこうと思います。
今回、このような贅沢な時空間を御提供いただきました株式会社レモンツリー、最強最善の采配で御伴走いただきました美術画廊ギャルリ・ムスタシュ、レセプション3ディズとその後の会期をお支え下さりました大阪黒船軍団の皆様、最上のグラフィックスで御飾りいただきましたベターデイズ、いつも東京展を陰日向に咲き支えてくれているお絵描きシスターズ、その他本当に沢山の方の御尽力に心底御礼申し上げます。
会期ラスト数日、僕は大学の入試業務があり会場を離れざるを得ず残念でしたが、今後も、ちょくちょく、ふらりと在館しております。ぜひ皆様もふらりとお訪ねくださいますよう、お願いいたします。