▼ 貼り続けろ 紙片 ▼
僕は芸人なのだろうか? 演芸ホールのような広い室内、沢山の観客が座席に座って並んでいるような場所の、舞台ではなく、客席の間を縦横に走る通路に僕は居る。もう一人、相方の男がいて、彼は白いシャツをラフに着て、白いズボンをぶかぶかにはいている。髪はポマードでしっかり固められている。あらかた僕もそんな格好だ。僕は男の背後にそっと近寄り、気付かれないように素早く、その背にシールになった紙片を何枚かくっつける。男が気付いてそれを取ろうと大げさな動きをする。観客が笑っている。僕は男の隙をついて、その手、腕、後頭部、足首などに素早く、手際よくシール状の紙片を貼り付ける。相方の大げさなリアクション。知らんぷりの僕。観客たちは笑う。
朝方まで、2日間、ずっと宛名ラベルシールを貼る作業をしていたせいか、ちょっとベッドで居眠った間に観た夢の中でも、僕はラベルシールを貼り続けていたっていうわけか?
ミュージァムの準備も大詰めだが、他にも業務多数、その上 歯科で痛いめにあってエネルギー消沈・・・けれど業務はつづく。お絵描きも。写真はミュージァム最初の展覧会“Another Sanctuary”のDMです。