▼ 雪・鬼 ▼
朝目覚めると窓の向こうのジャングルは雪景色。浮世絵のようにお江戸。いつまでも降り止まず、午後屋上へ出て息子と雪合戦及び雪だるま制作。だるまの目は藤の実。雪はその後もずっと激しく降り続いていた。夕食後、豆撒きで鬼役。息子が昨年制作した面を被る。我が家では僕の我侭で「鬼は外」と言わせない。「鬼は外って言ったら、パパは家を出て行くからな」と子供たちに釘をさす。「鬼は内 福が内! 鬼は内 福も内!」と鬼踊りを踊る僕に家族が豆を投げつける。後片付けが大変なので投げるのは少しで、あとは専ら食べる。歳の数にかまわずぽりぽり適当に。おいしかったので80歳分くらいは食べてしもうた。いまは雪、止んでしまった。