« 2007年03月 | Today's Terapika トップ | 2007年05月 »

2007年04月28日

▼ 唐組観劇感激~結城座、速報 ▼

youkiza
27日、夕、ムスタシュから徒歩圏内に出現した紅テントへ、唐組大阪公演を観に行く。超弩級にすんばらしい唐組新作!! スケールでかくワイルドで魔的! 復活第二弾=十貫寺梅軒、炸裂!
28.29も公演ありますから、なんば精華小学校グラウンド=特設紅テントへぜひ!

入場のときに頂く折込チラシの束の中に凄いのが入っていたのでお知らせします。
秋の結城座新作公演、作・演出=渡辺えり子、客演になんと唐組=稲荷卓央! 舞台美術=朝倉摂、そして私テラカドが、なんと人形美術で参加します!
11月19日~25日 下北沢 ザ・スズナリ!

明日の在廊速報~
4月28日(土) 14:30~18:30 在廊予定です
みなさんムスタシュでお会いしましょう~

それから、明日28日に予定されていました一角座再オープン、やや延期となるそうです、日程決まり次第お知らせします。

2007年04月26日

▼ 4・26在廊速報 ▼

大学授業を終えたら、ムスタシュへダッシュ!
19:00着を目差しますが、、、遅れることもあるかもしれません~~

2007年04月24日

▼ シュタイナー・ブックス ▼

steinerbook01steinerbook02
steinerbook03steinerbook04
昨年末来、風濤社からシリーズで刊行されているシュタイナー・ブックスの新装版に装画を描かせていただいています。いままでに
・「天使たち妖精たち」ルドルフ・シュタイナー著/西川隆範訳
・「色と形と音の瞑想」ルドルフ・シュタイナー著/西川隆範訳
・「人体と宇宙のリズム」ルドルフ・シュタイナー著/西川隆範訳
・「音楽による人間形成」ヴォルフガング・ヴェンシュ著/森章吾訳
の4冊が刊行されました。
(装幀=北村武士さん)

シュタイナー(1861-1925)はオーストリア生まれの思想家で、人間や世界について独自の捉え方をする「人智学」(アントロポゾフィー)を樹立、教育・医学・農学・芸術論・社会論・建築その他全般的な分野で現在でも世界的に影響を与えつづけている人で、かなりぶっとんだ偉人です。
このシリーズも、僕にはすっと理解はできないのですが、読んでいるとなんとも不思議な感覚に包まれてしまいます。絵を描くうえでヒントになるような言葉にも多多巡り会いました。
訳をされている西川隆範先生とは、不思議なご縁で知り合い、展覧会に来て下さっては奥深い宿題を出してくださったり、1994年のラフォーレでの大展示の際には対談をしていただいたりしました。今回このシリーズの装画を描くことになり、ご縁の深さを改めて感じます。

新装版、なかなか好調だそうで、こういったジャンルの本としてはすこぶる好調な売れ行きだそうで、装画担当としては嬉しいです! よかったら書店でご覧になってみてください。精神世界とか哲学のコーナーにあるのかな?

2007年04月23日

▼ 鯉昇り~イッカク~在廊日程速報 ▼

ikkakuikkakuza_image

今日=一年ぶりくらいに多摩川へ行って見ると鯉が群れを成して産卵期で川を上流へ溯っていてまるで鮭のようだ。尾鰭や背がばちゃばちゃと水を撥ねて水面から突き出していてなまめかしい。かなりの巨魚もいる。河岸に乗り上げる勢いのもいる。娘が「だからこの時期に鯉のぼりを揚げるんだね」と言うのを聞いて、そうだったのか~本当にこの時期に鯉は川を上るんだと納得がいった。鯉が滝を登ると龍に成ると言うが、今日の鯉たちは滝があれば昇りそうだった。

写真は鯉ではなくなんとイッカクが滝を昇っています。
これは、4月28日~リニューアルオープンする一角座のために描いたイメージ画です。
全体は右写真のような構成になっていて、一角座をアララト山に漂着したノアの方舟に見立てました。出て来る動物たちはなんと全員一角が生えています~
上野公園にこの絵のポスターがたくさん掲示されそうなので、おたのしみに!
一角座では28日から レオナルド・ダ・ヴィンチの生涯を描いたイタリアのテレビ映画を上映する予定です。博物館でのダヴィンチ展と併せてぜひおたのしみください!!!

そして今週のムスタシュへ僕がいられる日時は・・・
4月26日(木) 19:00~
4月27日(金) 14:30~17:30
4月28日(土) 14:30~18:30

2007年04月17日

▼ 在廊速報 ▼

今週 ギャルリ・ムスタシュへ行けるのが、
水曜18日、19:00~
木曜19日、19:00~

大学業務・授業の後に駆け付けることになるので、到着時刻は前後すると思いますが、できるだけ早く着けるようにします。

ちなみに、次週は
木曜26日、19:00~
金曜についてはいま調整中で、決まり次第お知らせします。

2007年04月15日

▼ 「新刊展望」1~5 ▼

今日は仕事の紹介を。今年の1月号から、日本出版販売株式会社が発行している「新刊展望」誌の表紙に絵を描かせていただいています。いつも使っている紙やカンバスではなくって、木片を削ったりして好きなニュアンスにして彩色し、毎回天使を描いています。「天使ブロック」シリーズ。現在5月号まで出ていて、6月号のブロック作成中。2008年度まで続く予定です。全国書店で入手可能、バックナンバーは1部228円だそうです。新しく出る本の紹介や、人気作家の連載など小さいけれど濃い内容で、本好きの僕には興味尽きません。
AD:北村武士 氏(風濤社 シュタイナー・ブックス・シリーズ装画でもお世話になっています)
http://www.nippan.co.jp
sinkantenbo_2007_01sinkantenbo_2007_02
sinkantenbo_2007_03sinkantenbo_2007_04
sinkantenbo_2007_05


2007年04月14日

▼ 夢「白い光の花束」→タイガー ▼

車のフロントグラスだろうか、目の前のガラスが、雪? 霜? 純白の塩のような粒子で厚く覆われている。僕は指先でそれを取り除こうと撫でたり引っ掻いたりしていると、その底の方からキラッ キラッ と強い光が粒子の透き間から覗く、それらの光がみるみる強まって、白い光の花束のようになり、僕はうっとりと幸せな感情に包まれる・・・

深夜そんな夢を見て、気持ちいいのと眩しくて目覚め、これは絶対憶えておこうと強く思ってまた眠る・・・なんとか憶えていた。
getbookisakatiger
午後、従姉妹と約束していた超コラーゲン・ラーメンを食べに学芸大駅近辺へ出掛ける、初夏のような日差し。食後、たまたま通りがかった古書店でかねてより欲しかったタイガー立石「虎の巻」と「12人のグラフィックデザイナー第3集」を発見し入手! 後者は高校生時代に買い、伊坂芳太良、横尾忠則のイラストレーションに魅せられイラストレーターになりたいという思いの発端になった本で初版は1969年(入手したのは1973年4版、持っていたのもこのあたりかな)。セツ画学生時代に売ってしまい以後、もう一度欲しくなったけれどなかなか見つからなかった本。第1集の宇野亜喜良さんが入っている方は今年の初めに別の古書店で再入手できた。このあたりがイラストレーションということでいうと僕のルーツになる本です。
タイガー立石はもっと後になって展覧会で衝撃を覚え、その後亡くなってしまい、著書を探すもなかなか入手できなかった。
嬉のココロ!

2007年04月13日

▼ 大学→ムス(そごう)タシュ→トゥドゥルキ ▼

2007_nowandthen_dm
大学では新年度ゼミがスタート、ひとりひとりと面談してると責任重大だにゃあと思うココロ…ひとりひとりにとって愉しくも実り多い時間となりますように!
後、ムスタシュへ。今日の正午、“NOW AND THEN”展スタート。既にお客さんが!
直後、そごうの珈琲店へ行き、大学時代の劇団の先輩と撃ち合わせ…楽市楽座=長山現氏のさらに先輩で、オペラの演出家。いっしょに仕事をさせていただくことになりそうで、これについてはまたいつか…
ムスタシュに戻ると、次から次へお客さん見え、賑やかな初日に!今回DMの制作が遅れ、これから発送する分もあるのだが、初日から来ていただけたのは、mixiやコミュや、ネットのおかげ、多謝。
で、もうトゥドゥルキに戻って来ました!
次に画廊へ行けるのは、水曜かな~(まだちょっとわかりません)

▼ NOW AND THEN展 本日START! ▼

正午OPEN !
テラカドは 17:00~19:30 在廊予定也。その前後もできるだけいられるようにと思っています。
ぜひ いらしてください!
さて、どんな空間になっているかな? 僕もたのしみです。

2007年04月07日

▼ 春は大阪展! ▼

goldfish

寺門孝之 春の絵画展
“Now and Then”
< テラカド・ジャポネスク>

心斎橋・画廊ギャルリ・ムスタシュ
http://www.galerie-moustache.com/

2007.4.13 (Fri) ~ 5.13 (Sun)
12:00~19:30
毎週月曜日休廊

ギャルリ・ムスタシュ春の恒例のテラカド画温故知新展“NOW AND THEN”、2007年度は「和」のモードの作品を中心に、おなじみの天使や美女たち、そして好評を得た金魚シリーズなどを含めた多彩な、マダム・セレクションとなる模様です。
初日13日の金曜日、ジェイソンではなくテラカドが夕刻17:00~19:30ギャルリに出現予定です、皆さんいらしてください!
gion_mmidori_kosen

2007年04月06日

▼ 朝日新聞 「女と男」題字 ▼

asahishinbun_onnna_to_otoko_daiji

朝日新聞朝刊の生活面で「女と男」という特集連載記事が去る4月3日スタートし、その題字を絵文字で描かせていただきました。東京本社版(名古屋・九州も同じ紙面)では25面、大阪本社版では17面に載っています。よかったら見て見てください。第1回の記事は藤原紀香さんの挙式にちなんでmy地元=神戸の生田神社のことや、結婚にまつわるエピソードでした。女と男にまつわる話題・・・5回つづくそうです。

2007年04月05日

▼ 赤江瀑短編傑作選も好調に ▼

hanayashagoroshikinju_no_montourouranshikou

3巻連続で昨年末来装画を描かせていただいた光文社文庫「赤江瀑短編傑作選」、昨日雷雨の中、担当編集者H氏と獣ガ丘で落ち合い、返却原画を受取る。売れ行き好調とのこと。どの巻も500頁以上、厚さ2cm以上の文庫本ながら小函のような厚みのインパクト、3巻揃うとなかなかのオブジェ感である。もちろん中身は「赤江瀑」ですからこってりと肉厚で濃厚の極み、鮮血滴る極上のビステッカ。
写真はH氏が送ってくださった、八重洲ブックセンターでの平積みです。
akae_bakux3_yaesu.jpg

2007年04月04日

▼ 納豆ドンブリおかわり! ▼

4月4日 獅子の節句。東京はみぞれ、雪? トドロキは氷雨で息も凍って白々と煙。
そんな寒い中、朗報が!
『納豆の大ドンブリ』速くも増刷決定~~とのこと、嬉しい限りです。これからも、ますます納豆ドンブリと鬼の家族をどうぞよろしくお願いします!
nattou_no_oo_donburi

2007年04月01日

▼ 3月終了 エイプリルフール ▼

kobe_ajito_1kobe_ajito_2.jpg

しばらく神戸アジトに詰めていました。日本文化デザイン会議2007兵庫のプレイベントもあったり、そこで発表する「ゑ」を直前まで描いたり、近く再オープンとなる一角座のための「ゑ」を描き進めたり、合間をぬってオエカキ教室(秘密結社)=てらぴかのてらこやシークレットをしたり・・・その他神戸業務てんこもりではありましたが、ひさしぶりの神戸長期滞在でどっか気がやすまる感じもありました。去る3月とかけっこで東京へバック(なのかゴーなのか・・・)、トドロキに着くやいなや一角座「ゑ」の仕上げに取りかかり・・・昨夕ようやく完了、するやいなや荒戸映画事務所のオットコマエの若い衆連が大車を駆ってロキ画室へ、湯気の立つ「ゑ」とともに我が身も事務所へ運んでもらう。
「ゑ」は・・・一角座をアララト山に漂着したノアの方舟に見立てて描いたのですが、幼少期からダイスキな動物・幻獣総動員といった絵柄となり、博物館というか動物園にむしろぴったりか?
今回の「ゑ」もこのところお気に入りの真緑の背景ですが、その緑を・・・「これは現実には無い、アタマの中だけにある緑ですね」と言って、荒戸氏が「ウソミドリ(嘘緑)」と名付けられました。
「嘘緑」・・・アタマの中・・・そして絵や映画の中にしかないウソの緑、いい色の名だなぁ~ 
僕は風景とかを見て打たれ、美しい色にはっと息を呑むことはあるけれど、それを絵にしたいと思わなくって、かなうことならウソの緑やウソの赤、ウソの光、ウソの闇・・・ウソの色やカタチばかりで「ゑ」を描きたいな
「そうしちゃいましょうよ、ウソの色やそんなものばかりでやっちゃいましょうよ」と荒戸さんが黒い瞳を大きく開いて、煽る・・・
外に出ると、桜桜桜・・・、つむじ風・・・
エイプリルフールイヴの夜がふけて僕をまた煽っていた。

写真は・・・神戸アジトのスナップと・・・帰りののぞみで子供にいたづらをされ・・・
itadura