▼ どろろ ▼
2月6日、朝からアジトで雑務。午後外へ出てみると神戸はかなり暖かく、僕は着込み過ぎ。夕方大阪へ、ギャルリムスタシュで次回展のことなどさくっと打合せ。帰り、三宮で映画『どろろ』観る。期待無しに観たのだが、すばらしかった!始まってすぐは画質に馴染めず心配になったがしばらくするうちに中村嘉津雄の語り部のギターと物語に巻き込まれ、原田芳雄が出て来るころにはすっかり映画の中に入れた。最初は違和感があった主人公ふたりがみるみる良く見え始め、ラストもすかっと腑に落ちた。チャン・ツィーが好きで観て魅せられた『HERO』『LOVERS』に通じる東洋美溢れる神仙なアクションも嫌味でなく、笑えもしたが、あとで勉強すると同じアクション監督(チン・シウトン)だった、なんだ~、良いはずだ。それにしても、手塚治虫の「物語」のパワーは絶対的! 深く広く、過激で普遍的! もういちど原作を読みたくなりました。さがしに行こう~