Back Number 20050923
2∞5年9月23日、秋分の日。天使の庭3日目。さらにまして神戸は蒸し暑い。
会場に人が訪れる度に少しずつ水が注ぎ込まれ、それぞれ温度や色や味や匂いの異なる水は交じり合って濁ることなく、棲み分けて各絵の周りに溜まっていく。天使の庭の会場がそんな水槽のような気がするのは、外がぐるりとガラス・ウィンドウであるせいか?
刻刻溜まっていく水を通して絵を見ると、次第次第に同じ絵の見え方が変わって来る。ときおり戯れに絵の場所を移したりして水をかきまぜると、またがらりと光景が変わる。