２∞５年８月１７日、水曜、東京は晴れ。昨日もユレタ・・・がアトリエは無事です。

　今夏は６月からかなり暑かったのですっかりばててしまっていたのだが、近所のプールに通うようになって途端に体調がよろしい。少しはカラダ動かさんとあかんね。

　ただ、このプール、１００％子供連れ・家族連れで占められていて、夏休みの間、単身でアトリエに篭もっている私は、プールでかなり浮く。一人で来ている中年男性はいままで数回通っているが皆無だ。 どうにも居心地は悪いのだが、私としても体調がかかっているから開き直ってひとり、にこにこしながら泳いでいる。

　だいたいが、子供達は遊んでいるのであって、その親は子供を連れに来ているのであって、一生懸命泳いでいる大人っていうのも皆無だ。恥ずかしい。しかしおかげで体調は向上。絵も進む。

　古くからの友人であるフリーの編集者＝ゴトーアキオ氏とこのところ何回かじっくり話す機会があり彼が私の『桃太郎』を肴に「ロケンロール」について熱く語ってくれるため、アトリエではもっぱら、マーク・ボラン、ジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョプリン、ジム・モリソンの歌声が響き渡りつづけている。永遠と。

　関係ないけれど、部屋の鍵（金属）のさきっちょで耳の上あたりをぽりぽり掻くと、カナカナカナカナ・・・とヒグラシの声のような音が耳の奥に聞こえる。おもしろいのでついついずっと鍵で横頭を掻いている。