お話を伺った時にはまだずっと先だと思っていた愛知県・扶桑文化会館での長屋和哉さんとのコラボレーション=ライヴペインティングが、もういよいよ明日です。
お話を頂いた時にはまさか神戸・北野坂
のアトリエを出て東京へ移るなんて思っていなかったので、扶桑?どんなとこだろう? と新しい場所で描けるの がタノシミ、くらいの気持ちでお受けしたのですが、この12年間の拠点と別れ神戸と東京に新しい「絵の巣」を設けようと
いったりきたりを繰り返す根のまだ着かないちょうどこの時期に、丁度、神戸と東京の中間の扶桑で大きな絵を描く機会を与えられているなんて、これも宇宙のステキな計らいかと思って
、明日は思いっ切り描かせていただこうとわくわくしています。
三宅純さんとの2002年の首都圏外郭放水路の地底巨大空間、2003年の六本木ヒルズアリーナ、長屋さんとご一緒させていただいた2003年吉野・丹生川上神社上社の闇の中
、レイラーニ嬢との昨年の神戸・北野・・・と、僕はときどきライヴで絵を描く機会を得、その時時にそのトキその場所でしか描き得ない絵を描き降ろす体験をさせてもらってきました。
それ以前は、ライヴでは、アトリエでひとり描くのとは条件が色色と違い、画風(タッチ)も全然変わってしまうし、作品としての完成度は低くなってしまうのではないか・・・
などと考えてしまったこともあったのですが、色色の特別な経験を経、また、ここへ来てアトリエは霧散し、あっちへ行き描き、こっちへ行き描き、していると全ての絵が、様様な縁が熟した、その時、その場所で、
しか描かれ得ないのだ、ということに思い至るようになりました。全て絵は“ライヴペインティング”なのです!
とはいえ、強烈な磁場を作るコラボレーターといっしょに、多くの方の目やココロが集まるその場所で描く、という機会は、いつもひとり画室でこつこつ描いている僕には物凄く贅沢な“お祭り”です。明日は満月!
ある人から、3・25はインドでは色彩祭だと聞きました。僕も、明日、色彩をぶちまけます。ぜひご参集くださいますよう。色彩祭at扶桑
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