２∞∞∞４年９月１４日、火曜、はれ。昼に東方が大荒れ。こっちは雨も降らず。

　こつこつ描いてた「ビッグフィッシュ」の絵がようやくできあがり、さきほど帰宅。なっかなか気に入った出来。別に似顔絵ではないのだから登場人物、似せなくてよいのに、ついつい似るまで描き込んでしまう。山藤章二先生の似顔絵塾生だった名残だろうか？

　深夜の帰り道、うしろをかさこそとついてくる音がする。振り向くと落ち葉が弱い風に押されてついてくるのだった。めっきり落ち葉が増えている。かさこそ。今晩は月は無い。

　朝は僕が小学生（低学年）の頃１〜２年絵を習っていた先生の個展へ。その頃は僕自身が画家になろうなんて思いもしなかったが、最初の習い事（ほとんど唯一）が絵だったのは運命的だったのかな？　その頃のこと、感じ、を色色思い出した。

　ほかにも、今日は子供の頃のことを強く思い出すことがあった。

　今回、“ＤＡＲＫＳＰＬＡＳＨ”を企画するにあたって、僕はひとつの「目当て」を決めていた。それは「初心に還る」ということ。そしてその初心とは、僕の１０才くらいまでのココロ、と設定していた。

　やりたいこと全て、できる範囲で全力でし尽くしていたあの頃のあの感じでやりたい。たとえ客観的には稚拙で大人気なくても、自分の満足と可能性にかけること。モノゴコロつくと途端に激減していく可能性を、子供ココロに戻って取り返すこと。そんな無謀な「目当て」を立てました。

　とりあえず、不思議な偶然がいくつも重なってなぜか子供ココロを、この数日、思い出すこと、しきり。