２∞∞∞４年８月２８日、土曜、晴れ、風。

　すっかりごぶさたしてしまいました。連日“ＤＡＲＫＳＰＬＡＳＨ”の準備が深夜にまで及んでいて、いつもここに書きたいことがたくさんココロにあるのですが力及ばずさぼってしまいます。

　今回の大阪での同時多発展覧会“ＤＡＲＫＳＰＬＡＳＨ”では、「たくさんのことを同時に進めていこう」というのが自分に課した課題、ずいぶんたくさん風呂敷をひろげたので、それはもうやることがいっぱいで大変！

　けれど、これがまたたとえようもないほど愉しいのだ。絵も今はうんうん唸っているヒマもなく、瞬間瞬間の即興で進めていて、それが気持ちよい。４つの展覧会のうち、２つ分はなんとかかたちになってきた。あと２週間でラストスパート。

　そうそう、“ＤＡＲＫＳＰＬＡＳＨ”と同時期に大阪でのホームベース的な画廊＝ギャルリ・ムスタシュでも展覧会“ＥＡＳＴＥＲＮＤＲＥＡＭＡＮＧＥＬＡＮＤＷＥＳＴＥＲＮＤＲＥＡＭ”を開催。こちらは春に東京・新宿・伊勢丹展に出品した色彩豊かな天使の絵を関西初公開！　“ＤＡＲＫＳＰＬＡＳＨ”の漆黒の闇を背景に浮かび上がるさまざまな登場人物たちが繰り広げる夢物語の世界と見比べていただけると嬉しいです。

　その後も、僕がＣＤジャケットを描かせていただいた博多の歌姫＝レイラーニと神戸で１０月後半にライヴペインティングをするかもしれないのと、１１月１３〜２１日は東京・原宿＝ＬＡＰＮＥＴＳＨＩＰで、“ＤＡＲＫＳＰＬＡＳＨ”の中の１つ＝「unaの森」展東京ヴァージョンを開催。こちらでは大阪展とは別に僕のお気に入りの若手イラストレーター＝スズキリエさんをフィーチャーし、さらに“una”の世界を追求してみたいと思っています。

　その後も１１月３０日〜１２月５日が神戸＝ギャラリー北野坂で“てらぴかでっさんさろん”展。１２月８日〜１４日が京都・大丸＝アートサロンにて個展･･･と、今年の秋以降は物凄いスケジュールになってきています。

　東京から神戸へ拠点を移した最初の頃はひとつ展覧会が終わると次に絵が描けるようになるまで随分ながいインターバルがあり、テンションの乱高下が大変でしたが、以後１２年。絵を描くことが全く日常と化し、生活そのものが絵の湧く泉となったことは、ひとつの成果でした。

　これからは展覧会やイベントなども、より日常的に、しゅぱしゅぱっと打てるような感覚を磨いていきたいと思っているところです。