27日の日曜日の午前7時25分頃、佐賀県南部で竜巻が住宅地を襲った。竜巻に襲われた家のうちの一軒はなんと妻方の親戚の家だった。さいわいにして怪我はなかったそうだが、さぞかし恐ろしかったことだろうと思う。
同じ日の午前9時30分頃、広島県安芸高田市の会社事務所に熊がやってきて人を襲った。同じ日、岩手県でも1時間ほどの間に3人が別々のところで別々の熊に襲われた。
竜巻に熊・・・なんだか野性の荒々しいモノが一斉蜂起だ。
同じ日の朝方の僕の夢はひどい悪夢で、僕は二人の若い男に捕まり、首を切られてしまった。
男たちの顔をみるとああこれは本当に切られるなと悟り、僕はカンネンしてしまっていたって冷静だった。どうせ切られるなら、それがどんなことなのか体験してやろう、とハラをくくって、体験した。いやな夢ではあったが、後に緒を引くような感じがなく、なんだか清々しい気持になった。
そして長く治らなかった喉のひどい痛みはその日から急速に良くなっていった。
2∞4年6月28日、月曜、ハレ。
ことの始まりはこうでした。
今年3月の楽市楽座公演に併せて、会場の別室で楽市楽座のチラシ絵原画をはじめ「闇の妹」シリーズ最新作を公開する“DARKHALL”という小さな展覧会を開催しました。 とてもささやかな空間でしたが楽市楽座の芝居の世界と共鳴して不思議な音がしたように感じられました。
そこで、この秋の公演の際にも楽市楽座と共鳴するような展覧会ができないものかな、と思い立ちました。
会場のラフレシアは天井の開いた野外劇場なのでそこに絵を展示するのはむずかしそうでした。
では、場所は違うけれど、時期を合わせて、ラフレシアからそう遠くはないところで、絵を展示してみよう、それも同時に複数の展覧会を立ち上げて、地図をもって巡りながら絵を見たり、芝居を観たりできるようなことはできないだろうか。
そんな風に思いついて、ピンと来る場所を巡って相談してみたのです。
ありがたいことに皆さんこの計画に乗ってくださいました。
それから、一人芝居を計画されていたmicさん、人形unaの展開を考えていらした北海道のmoofにも乗っていただき、楽市楽座の公演日程を含む約2週間に、色色連携しながら催しをしていくことになりました。
僕の4つの展覧会を合わせたタイトルは“DARKSPLASH”、僕の暗い夢を街に飛沫のように飛び散らせたいという思いです。秋祭りのような2週間になることをめざします。どうぞおたのしみに。
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