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毎日毎日絵を描いています。調子が出て来て、調子に乗り過ぎて、切りが無く時間を忘れ描き過ぎ、昨日あたりからどっと疲れが出て、ひや汗。日頃摂取していないフルーツなどを過食したり、整体に頻繁に通ったりしてなんとか体調維持。
絵を描いていると不思議なもので、その時期その時期に支配的な「カタチ」というのが現われる。今回の“EASTERNDREAMANGEL”のシリーズには、上のようなカタチが繰り返し現われるようになった。
これ、何のカタチだと思います? 実は最初は“タンバリン”だったのです。
昨年の“HOLYSNOW”の時に突然、少女が熊のいる大自然の中でタンバリンを打ち鳴らすシーンを描いてから、やたらとタンバリンが登場しはじめました。4月1日から掲出の大阪キタのEST-1の年間イメージ画にも、タンバリンを打ち鳴らす天使たちが4人も登場しました。
このタンバリンは実は、“闇の妹”のいる闇の世界と“天使”のいる光の世界とを繋ぐイメージでもあるかもしれなくって、先の“DARKHALL”の大作の中でも闇の妹の背後で、“HOLYSNOW”の少女がタンバリンを打ち鳴らしています。
そして最初はタンバリンだったのですが、次第にそのカタチだけになっていき、抽象的な花丸のような図形になって絵のあちこちに現われ始めました。こうして見るとけっこう便利なカタチで、花にも見え、太陽にも見え、あるときは水溜りや、海の波打ち際などとしても使えたり、展開すると舞台のカーテンや、スカートのフリルのようにも見えたり、どんどんなんでも花丸の変形に見えてきてしまうのです。
2∞4年4月8日、木曜、晴れ。
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