2003年8月14日、木曜、冷たい大雨の中、お盆という流れになんとなく同調して実家へ一瞬行き、仏壇に線香。母の切手コレクションを無心する。
小学生の頃、僕も影響されて切手に興味を抱き、こつこつ集めながら、母の膨大な切手群を国別とか、モティフ別に整理していた。その後中学生になると切手から興味が映画などに移ってしまい、整理しかけのそのままの状態で缶詰になっていた。
缶の蓋を開けると、当時の僕の子供文字で国名とかがメモされた小袋がみっちり。さながらタイムカプセルのよう。
このところ僕が夢中になっててる「闇の妹」とかのシリーズを描く行為は、僕自身の子供時代=壁の向こう、へすり抜けて行くことでもある。子供時代にぢっと凝視していた切手群の出現は、きっとさらに僕をDEEPなDEEPな旅へと誘ってくれるだろう。
今から10年前くらい、コンピューターで描くことを封印し、手で絵を描くきっかけになったのも、母が整理しとっておいてくれた僕の0歳からの絵の数々だった。
なんでも捨てられずにとっておく母のおかげで、僕は時折、比較的すんなりと、壁の向こう側の、幼い自分と遊びに行くことができる。ありがたいことと思う。
デュッセルドルフ在住、PIG’SHEADの元リーダー=まみ毛が来日中ということで、夕方東門筋で待ち合わせて、ひっさしぶりにPIG’SHEADの4人で飲み会。
う〜む、やっぱりこのメンツは、可笑しい。ずっと笑って愉しかったが、冷たい雨と酔い冷めで悪寒がして僕は途中退場、帰宅直後ダウン就寝。
2003年8月15日、金曜、心細いような晴れ空の盆の中日。体調が不調。色色な仕事を同時にいっぱい進めて早めに帰宅、現在に至る。
さて、いよいよ、明日は「あたごの夜の夢」ナイトです。お盆の土曜なんてちょっと行き難い日程で、もしそれでも来て下さる方は、よっぽどの「あたごつながり」のご縁、なんて一昨日打ち合わせに行ったナフシャでマリさんと話していました。けれどけっこう予約も集まってるようで、嬉しい限りです。
まあ、ここで「あたご、あたご」と連呼していますが、「あたご、って何や?」と思われる方も多いと思います。そのあたりのこと、明日、東野さんとのトークで解明されるのか否か? 僕は、なにか感じるこの「あたご」の世界を僕なりにこれから絵にしていこうと思っていて、明日の夜会がその振り出しになればと思っています。
絵の中に入ってくれる人(モデル)の募集なんかもしょうと思っているので、ピン!と来た方はぜひ、新開地・ナフシャへ夕方6時に集まってください! この上の「あたごの浦」絵本表紙画像から詳細情報へ飛びます。
では、明日は魚介類になったつもりで新開地で愉しい夕べをご一緒しましょう!
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