２００３年２月２６日、水曜、曇、今は雨がぱらぱら。

　今朝街角でまた天使と遭遇しました。

　背格好は小柄で１４〜５歳くらいの少女で、華奢な腕にずっしりとなにかがいっぱいに詰まった銘柄のわからない使い古されたスポーツバッグを下げて、パチンコ屋の店先で誰かを待っているようでした。不安げに見開かれた瞳は直径３ｃｍはあろうかという真っ黒な大玉で、目が合った瞬間僕がレントゲン写真のように透き通るのを感じました。ゲ！　天使？　はたまた宇宙人？

　彼女は背格好に似合わぬ古びたトレンチコートを羽織って、その裾から 装飾過多なジーンズが覗いていました。全体にちぐはぐでアンバランスで強い印象の光を放っていた彼女は何者だろう？

　通り過ぎても気になって振り返るともうそこに彼女はいませんでした。絵の描き過ぎで、ちょっとおかしいのでしょうか？　当方、絵を描くのが大好きで夢見がちな中年男性です。

　連日遅くまでアトリエでお絵描き。果てしが無い。

　寺門孝之

　あ、２２２の日のことを長山現氏が書いてくれているのを発見。ここからどうぞ！