2003年2月23日、日曜、曇り、ときどき飛沫が空から。
アトリエで作業。夕方早目に切り上げて帰宅して料理。
仕事が煮詰まると、気晴らしに料理を煮詰めたり、炒めたりするとかなりリフレッシュする。今日はトルコ・ライスとソーセージ・スープを作った。本当にトルコにそんな料理があるか知らないが、ドライカレーに目玉焼きを載せたのをかねてから僕はトルコ・ライスと呼んで時たま作成。
僕の料理の仕方は、絵の描き方によく似ていて、下ごしらえをじっくり時間をかけてちまちま進めそのプロセスを愉しみつつ、必ず毎回、その途中で思いついたアイディアを採用する。今日は玉ねぎ、人参、大蒜を炒める際に、ふと生姜を入れたくなったので入れ、またスープ用の生トマトを最後に加えてみた。
ソーセージ・スープはただコンソメでソーセージを煮詰めるだけだが、買ってきたソーセージによって味が全然変わるので飽きない。油とか水とか、液体を扱うのは絵で慣れているため、料理はけっこう楽しいし、美味しいのができる。この感じをキープしつつ、明日の絵に活かせたらいいんだけど。
あ、そうそう、明日から始まる東京・南青山=ピンポイント・ギャラリーでの企画展に僕も参加させていただいてます。これまでに出会ったココロに残る一冊、という題目で文庫本のカヴァを描く趣向です。僕はさて何の本を描いたでしょう? ぜひ会場でご覧になってみてください。
寺門孝之
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