2002年9月1日、日曜、晴れ。
正午前に北野坂では一瞬のどしゃぶり雨。体調もかなりよくなってあれやこれやしたいこと、しなくちゃいけないことに気力も注ぐことがようやくかない始めたと思ったら9月長月に入ってしまいました。
日も短くなってきてココロ細し。夏休みもラストデイ。(正確には昨日がラストデイ、たまたま今日は日曜日)。
てらぴかドラゴンへの道第2部、反響もありありで、皆様から「龍」に関する興味深いお話や情報が次々と寄せられています。ありがたし。
今日、近所のお気に入りDEEP−SPOT、六甲昆虫館へ伺ったら、なんとそこのオーナー氏とご両親の3人ともが辰年生まれだそうで、龍になみなみならぬ関心を抱かれ、たっくさんの龍情報をお持ちだということでした。
「龍!」と一声コトアゲしただけで、どんどこドラゴンのことが集まってきだして、
本当、このヨは不思議です。
大阪展“CINDERELLA,
dragon”、作品はもう揃っているのですが、なんだか新しい龍が描きたくなってきちゃいました。これからで間に合うかなあ?
そうそう、個展に先だって、9月3日〜大阪・谷町四丁目にあるダブル・クロック マルチメディアライブラリー・デザインギャラリー(長いなあ)で開催される「年賀状原画展2003」という展覧会に参加させていただいてます。「羊」の小さな絵を3点出しました。ご覧になってみてください。せんだって「扇子」の展覧会に参加したのと同じ場所です。ちなみに、初日9月3日(火曜)の夕方6:00〜会場でオープニングパーティがあり、僕も今のところ参加させていただく予定にしています。どなたでも入場OKなのでよかったらどうぞ。詳細は“おしらせ”にセットしてもらいます。
それから、僕が装画を描かせていただいた新しい本が出ました。著者の夏石鈴子さんはかなり以前から僕の展覧会を見てくださっていて、ずいぶん絵をコレクションしてくださっています。
僕は、夏石さんの作品にいつも「ドキッ、ドキドキッ」とさせられます。鋭い刃物をつき付けられるような、そして同時に「愛情」としか言い得ないとてつもなく大きくてあったかい中に誘い込まれてしまうような、ズドンと来る小説たちです。今回ご指名いただいてちょっと緊張したのですが、作品を読ませていただいたらするりと絵が降りて来てしまいました。闇妹シリーズの延長展開バージョンとして描きました。ぜひ本屋さんで手にとって、出来れば入手して読んでいただきたい1冊です。
それでは、展覧会の準備に戻ります。また!
あ、龍のこと、面白いことあったら教えてくださ〜い!
寺門孝之
●「家内安全」
▲著者:夏石鈴子
装丁:清野僚一
発行:マガジンハウス(2002)
定価:1,400円+税
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