2002年7月12日、金曜、晴れ。
そうそう明日は歌舞伎鑑賞会でした。ご参加くださる皆さん、愉しみましょう! 平成のヨに、どんな松緑さんが誕生するのかたのしみです。
天使〜龍〜歌舞伎…一見脈絡がないようでいて、でもこのところ僕にはなんだか強〜い、太〜い、ひとつの流れが見え隠れしてきているような、いないような…まだはっきりとは掴めなくってもどかしいのですが、
でも「ゑ」を描きつづけていけば、いつかカッシャーン!って繋がる瞬間が来るかも。
ここんとこしばらく停まっていた歌舞伎を描きたい衝動も、なんだかまたむずむずとココロに沸き起こるものが…。明日に火が点くといいな。
そう、来る日も来る日も「龍」だらけの日々の僕なんですが、今日も、〒ポストに入っていた神戸市中央区の広報新聞「中央」の記事で「大龍寺」の紹介が…。再度山(ふたたびさん、と読むのです。よいでしょう?)の中腹にあるお寺だそうです。奈良時代(768年)に建てられたというからかなり古い。
記事では建立にまつわる不思議なエピソードが紹介されていました。曰く、称徳天皇の命を受けた和気清麿が、寺塔を建てる場所を探し求めに来た時のこと、美しい神戸富士(再度山のことです)
を目の当たりにした清麿は「寺院を建てるのにふさわしい山だ」と早速登り始めましたが、途中で敵対関係にあった道鏡が放った刺客に襲われました。
その時清麿を救ったのが、突然現れた一匹の龍。龍が消えた後に「聖如意輪観音菩薩」が立っていたので、霊験を感じた清麿は、早速この地に伽藍を建て、後世にこの話を伝えようと「大龍寺」と名付けた、ということです」とさ。
さっそく行ってみなくっちゃ。
寺門孝之
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