2002年7月10日、水溶、晴れ。
今、さきほどからアトリエ東窓の向こうにぢっと鎮座していた太〜い虹がすっと消えました。僕には久し振りの虹です。太く短い、けれど明るすぎる虹は2重にも3重にも見えるようでやはり1本の太い虹のようでもあって、青魚の側面のように金属的に輝いていました。
その虹周りにカラスの群れが飛び騒いでいました。鶏の雄叫び、それから拍子木のリズムも聞こえたのは幻聴でしょうか?
台風の余波を受け、アトリエからぐるり見渡す空には、まったまた龍様の雲雲…。虹のサインで、僕の龍を巡るドラマはまた次の場面へ展開でしょうか?
龍誕祭来づっとココロを占めていた「ゑ」をようやく吐き終えました。またいつかご覧いただく機会もあるかと思います。闇の妹と龍の共演。さらには霧の弟なるニューキャラも登場。
闇はさらに濃くなってきています。
寺門孝之
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