2002年3月1日、晴れ、温し。金曜。
いよいよ3月である。2月は逃げてしまった。3月は去るというが、27日から東京展なのでなんとか去ってしまう前に全てをしつくさなければならぬ。
アトリエではF100、F50、F30、F20、などのカンバスの下地の闇が次第に濃くなって、その上にやってくるナニモノカを待っているのでそろそろ気は焦る。展覧会の絵をそうして進めながら、仕事の絵も進めなきゃ。
今やっているのは、岡山の百貨店=天満屋の季節折々のポスター、春の巻と母の日の巻。いずれも天使絵で。岡山の方、お楽しみに!
それから今年に入ってから毎週の仕事となっている週刊朝日の近藤サトさんのエッセイ「女と男のラプソディー」のカット、これはボールペンによる細かい線画で。週刊朝日をご覧になったらさがしてみてください。
『イラストレーション』誌の次号での僕の特集頁の校正もそろそろ出始めてわくわくしつつ仕事は増す一方。あ、そうそう、神戸市消防局の消火器の絵もいよいよ描かなくちゃ。
そんなこんなの中、昨日は、「女性美の500年」という展覧会を45分も並んで待って入りました。それも雨だったからこのくらいで普段は2時間待ちだという。みんな美人が好きなのだ。くたくたになってやっとたどり着いた会場には古今東西の美人画+美人写真がズラリ。画家も写真家もみんな美人が好きなのだ。
人が多すぎてゆっくり観られず、どちらかというとまた絵を見る人々を観察して帰る。小品にはっとするような佳品が。ボッティチェルリの聖母子、クリムトの左を向いた少女、などなど。あと、写真ではマリリン・モンローとダイアナ妃が凄いオウラを放っていた。
NEW YORK滞在中の木村タカヒロ君からホットメール拝受。かの地には木村君好みの顔面が多く元気らしい。
from てらぴか
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