2001年10月9日、火曜、曇り。
なんともおひさしぶりでございます。実は放浪の旅へ出かけていて、ひさしぶりにさすらってきました。一昨日帰宅。でも、でも、旅立つ前に1本、today'sは書き置いてきたはずなんですが、ちょっと手違いがあったようで、9月のまんまでした。また腰抜けたんちゃうか? とかご心配いただいた方にはお詫び申し上げます。元気、です。
旅は奈良県桜井市・大神神社にはじまり、田原本町・唐子・鍵遺跡、談山神社(ここで一泊)。天王寺までいったん戻り、ぐる〜っっと紀伊半島を列車で廻り、クジラの町・太地一泊。那智勝浦で那智の滝をおがみ、また列車でぐる〜っと伊勢市まで。下宮参拝の後、猿田彦神社で「おひらきまつり2001」というおまつりに参加。伊勢市一泊で、翌朝から月読宮〜天岩戸〜風穴〜ボナール館(画材店)〜サーファの集う志摩のビーチとさすらって夕刻、猿田彦さんに戻りまつりのつづき。まつりの途中で退座して伊勢市駅からびゅ〜んと近鉄特急で大阪。で、神戸へと帰ってきたという旅。
伊勢市まではPIG’s
HEADのスペシウムメンバーで今回のCDレコーディング・プロヂューサーである周防義和氏との野次喜多道中。お伊勢さんはてらこや会員まきずーさんと以前てらこやに見学に来た事もあったマリコちゃん(いずれも伊勢ネイティブ)の案内あり。
結果として物凄く実りのある旅になりました。行く先々で、物凄い夕日の光景、月の光景、朝日の光景、そしてまつりの炎、を真っ直ぐに浴びる位置に僕がいることになり、意図したわけではないのですが、「ヒ(日・火・霊)」を巡る旅になりました。たあ〜っぷりと「ヒ」を吸いこんできましたので、これから「絵」にしてぷう〜って吐きまくります。おたのしみに。
旅にまつわる色色なことがあるのですが、これはもう書くのはあきらめて、「絵」に自然に出るのにまかせようと思います。日や月や炎の光と共に、雨も浴び、滝の飛沫も浴び、火の粉も浴び、泥に座り、太平洋の風も、岩山の洞穴の風も浴びましたので、これからの僕の「絵」には四大のパワー、かなり強力に滲むようになるんぢゃないかと、ココロヒソカにひとり期待しています。
ではでは。
from 寺門孝之
photo
by YOSHIKAZU SUO
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