2001年6月24日、日曜、小雨上がって熱帯晴れ、シンガポールのような熱気の神戸・北野です。
今日は「セツの日」。
セツ・モードセミナーではセツ先生を偲んで、みんな集まっているのかな? 今年も「セツの日」、神戸から先生を偲ぶばかり。先生の「絵」、見たいなあ〜。
長沢節先生が急にこの世からいなくなってしまってからもう2年。いまだに、先生はごく近くに居るような気がしてなりません。ふと立ち寄った古書店で、めったに出遭うことのない先生の若い頃の著作を見つけたり。
先だっての東京展の際にも偶然いらしたセツの大先輩にあたる女性が先生の初期のご本を持ってきてくださったり、また別のある方が先生の初期のデッサン集を持ってきてくださったり。なんだか、先生が今も応援してくださってるみたいで。
先生が僕にしかけた美の時限爆弾は、絵を描く時間を重ねるごとに、ひとつ、またひとつ、パパンと爆発して、僕にひとつひとつ、気づかせてくれる。
つきなみだけれど、「先生、これからもよろしくお願いします!」宇宙から先生が「プ! オマエ、太ったな、ぎゅ」っと、腹の贅肉を絞られる。ああ、この腹では「セツの日」には行かれない。
from terapika
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