2001年5月16日、水曜、晴れ。夕方から風強し。
さて、この上に掲げてある町田さんの新刊本『町田康全歌詩集1977〜1997』、皆さんもう入手されましたでしょうか? 一家に1ッ冊、という感じの豪華かつ清楚かつ過激な造本は、あの仲條正義さまの手によるものでっせ。函の縁(ふち)ギザギザでっせ。僕の線画、銀箔押しでっせ。ううむ豪奢ス(ゴージャス)。僕の自慢の1ッ冊です。
この線画、実は随分と以前に、「トレードマークを描いてくれまいか」との町田さんの依頼を受けて描いたもので、当時の町田さんのファンクラブの会報の誌面や、景品のバッヂや会員証を飾っていたのでした。
今回、町田さんはこれまでに歌のために書いた詩を纏めるにあたって、当初のデザイン案を蹴散らし、僕の線画をこんなに絶大にフィーチャーしてくれました。はっきり言って、僕、得しちゃったな。感謝感謝感謝。
書を紐解けば、言葉を放ち始めたその最初から現在に至るまで一貫したその世界に驚愕します。後の小説のモティフをごく初期の詩に発見したり、楽しめます。まだこの本を知らなかった人(それは無いと思いますが)、即、書店へGO&BUY!
さてと、これからNHKで藤田嗣治の番組があるので見るつもり。ぢゃまた。
from terapika
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