２００１年２月２４日、土曜。

　朝、霧雨の中を走。なんてったってガッツ。それにパンチが効いてなきゃな。（PIG'S HEAD「ダイナマイト・ドドン」より）というように、日々、「冷え」と闘っておる僕ですが、ここへきて、ふと、思いついたことあって。「冷え」＝「ひえ」＝「非絵」？な〜んてまたこぢつけ〜。

　でも僕にとっては洒落ではすまされない大問題なんですぅ。僕は、日々、どんどんどんどん、描きたい「絵」を思いつく、というかキャッチする、というかしているのですが、気付いてみると、今年は全然まだそれらを描けてない！

　僕の身上として、ここ数年ずっとこころがけてきたことは、降ってくる「絵」を時差なしに成就する、ということ。降ってきて、キャッチした「絵」を描かずに放っておくと、腐るんです。で、絵の腐ったやつが僕に溜まる。わ〜！

　でも僕は描くのが速いので、どんどこどんどこ、消化してきたつもりだったのです。でも、描けば描くほど、降ってくる、だけでなく、思いついてしまう。「絵」を。何を見ても、何を聞いても、何を読んでも、誰と会っても。あれも描こう、これも描こう、と。

　おまけにこのところ油彩に熱中しているので、絵の進みも遅い、し、いつまでも遊んでいられる、油彩って。なので、新年明けまして、やれ新世紀ぢゃ、やれ蛇ぢゃ、とかいってどんどん思いついてた「絵」が絵にならずに、「非絵」としてどんどん僕のタマシイを冷やしてるんぢゃなかろうか。ひえ〜恐ろしい。

　それを思いついて今日、少しでも前進、と思い立ち、今ごろ「蛇様」の絵にとりかかりました。ゴメンネ蛇様、描くって言って描かなくて。ちゃんと描く。お正月から思い羽化ンだ「絵」達、次々に描く。油彩ぢゃ追いつかないから、アクリリックにすばやく。「非絵」よさらば！

　 話は変わるけれど、ロベール・アンリコ監督が亡くなったそうです。僕の10代の憧れ『冒険者たち』、レティシア＝ジョアンナ・シムカス・・・。知らないかな〜今の人たちは。合掌・・・。

　from terapika