Today's Terapika寺門孝之です。

Back Number 20010219

 

 2001年2月19日、月曜、晴れ。

 しつこく今朝も朝走。もう何朝目かわかんなくなってきた。どうも月曜は動物に近づけるスポットの門がしまってて、動物が見られない。毎朝、おんなじ道を走ってるのに、目に入るモノがその日によって違うのが不思議。あれ?こんなんあったかな?って。

 書き忘れてたので書きますが、先日、滋賀の三井寺に行ったときのこと。

 お寺に入るとまず掲示板みたいのがあってその月の会とかお祭りとかのことが貼り出してあったりする、その下に、お坊さんにしては妙にぎらぎらしてる若者達がお坊さんの格好でヤンキー風にたむろってる写真が飾ってあって、なんだこれは? お坊さん募集の広告だろうか? いや、坊走族?

 で、次ぎに金堂に入って仏像群を観て回ってるとその並びに屏風絵があって、それがなんかいい感じなんだけれど随分キッチュな感覚なのでいつの時代のものだろうと思ってよく見ると、ラベルに日本画科○○某と書いてあって、やっと気付いたのですが、どこか美大の卒業制作展をお寺全域を使って開催していたのでした。それが絶妙にマッチしていて微妙なユーモアをたたえてて僕は気に入りました。

 弁慶の引きづり鐘のところへ行くと、女の子の関西弁での解説が流れ、井戸にいくとゴボゴボゴボゴボって水の湧く音がする。泥まみれの妙な布を重ねて地面に置いてあったり、木の根元に黄色い粒粒みたいのを敷詰めてあったり、境内全体にちょこちょこと、あんまりうるさくない程度に作品らしきものがあって、それがけっこう雨上がりのお寺の気配に溶けこんでいい感じ。

 やりすぎるとこの路線はかなり厭味になると思うけれど、お寺さんとの関係がうまくいってるのかほのぼのしてて良かったです。西安造形美術大学だったかな、違ってたらごめんなさい。

 でわまた。

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