2001年2月9日、金曜、晴れ。
朝走3朝目。腕立て伏せも30回。予定通り腕が痛くなり、脚のことが余り気にならなくなってきました。
今日はすばらしい良い本と出遭えたのでさっそく皆さんにも紹介しましょう。
絵本です。西村書店というところから出てる『ジョットという名の少年』というイタリアの絵本の日本語版です。ビンバ・ランドマンという1968年生まれのイタリアの女性の絵がまずすばらしい。絵をながめてるだけでじ〜んとして来ます。
で、その夫のパオロ・グアルニエーリという人が文を書いているのですが、タイトルの通りイタリア・ルネッサンス初期の大画家ジョットの少年時代の物語。絵を描くのが大大好きな羊飼いの少年(ジョット)が画家チマブーエと出遭い、絵の道に進んでいく、ただそれだけのシンプルなお話なのですが、「絵」を描くっていうことの歓びとか魔法とか、師匠と弟子とか、才能とか運命とか、そんなことの一切合財。
そしてなによりもそれら全てを貫く、ただただ絵を描きたいと願う切なるココロ。この宇宙で「絵」を描くっていうことの、なんていうか、「なつかしさ」みたいなこと、がじわ〜と伝わってくる奇跡っぽい絵本です。きっとこの絵を描いた画家こそがそんなココロ・タマシイをしていて、少年ジョットに姿を借りて顕れてるんだろうな。
印刷も金をさりげなくちょっぴり使っていたり贅沢。同じ画家で『天才レオナルド・ダ・ヴィンチと少年ジャコモ』っていうのも同シリーズ第2弾で出ていて、こちらも同様に素敵な絵。でも絵を描く僕としては、ジョットの本の方がココロに沁みる〜。おすすめです。そのうち麗子面堂に載せます。
は〜、朝走ると眠いわ〜。おやすみなさい。
from terapika
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