Today's Terapika寺門孝之です。

Back Number 20010204

 

today's terapika ごくみスペシャル

 “おしらせ”の方でのおしらせや、BBS“えんがわ”でのdeepsea君の大絶賛でおなじみの『デッサン展ごくみ作』、もう行かれました?

 僕は昨日行ってきました。ここまでテバナシで讃嘆出来かつ愉しませてくれる展覧会って滅多にないんぢゃないかな?僕はもう大威張りで宣伝しちゃいます(なんでオマエが威張るねん?)。必見です。見ないと損、描いてもらわないと悔! 僕もさっそく描いてもらいました。家宝です!

 画家がいて、モデルがいる。それから紙とペン。そしてしばしの時間。たったそれだけのことなのに、この豊饒! この愉快! これこそが、僕が求めている「ゑ」の愉しさそのものです。ごくみは最初の展覧会で既に見事にどまんなか、射抜きました。快哉!

 僕は嬉しいな。ホントウの画家が一人誕生することが、どれだけ世界を豊かに愉しくさせてくれるか、目の当たりにしました。画家をめざしたり、画家をなのったりすることはかんたんに出来ますが、その人自体がそのまま「画家」であることは、そうなかなか起こることではありません。

 いま「起こる」といったのは、それは自分でめざしたりなのったりしても「画家」であれるわけではなく、なんていうかな、「ゑ」に選ばれるとでもいうか、「ゑ」が寄りついてくる、そんな事件によってある種の人が「画家」になる。その人のタマシイが「ゑ」に仕えるようになる。その人は「自分」を宇宙に渡してしまって、「画家」としてみんなとタノシミを分かち合うようになる。

 そうか。ごくみは「画家」だったんだな。

 今回はデッサン展だけれど、ごくみの水彩画はそれはまた凄いモノなので、これから、ますますおたのしみ! ごくみ、オソルベシ。

 そして、てらこや生にはまだまだ化けて出そうな逸材がざっくざっく・・・みんなあせらず、自分の場所で、自分の「ゑ」を育てよう。いつか「ゑ」があなたを選ぶまで。

 2001年2月4日、日曜晴れ。

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