Today's Terapika寺門孝之です。

Back Number 20010121

 

 2001年1月21日、日曜、晴れ。

 急に春みたいに温かくなってて、衣装計画大失敗。思いっきり厚着して出かけたので、汗びっとり。

 今日は引きこもらず随分と外出してきました。2001年の僕の「めあて」の第一番は、「引きこもらない」! とかくアトリエにこもってしまう僕ですが、今年はもうちょっと外出したり人様にも会おう、展覧会に来てくれた時だけでなく、僕も会いに、行こう、って目標です。

 そう誓ったにもかかわらずもう最近ひきこもってしまった僕でしたが、今日は頑張りました。出かけました。

 まず、僕がお絵描き指導にいってる神戸ファッション専門学校の恒例のファッションショーが六甲アイランドのなんとかホールで行われ、朝から行ってきました。学生達頑張ってました、張りきってました、華やいでました。去年に比べると素朴な感じ、学生らしさが感じられる初々しいステージで、好感持ちました。

 で、元町へ。妻子と待ち合わせてたこやきを食べた後、次ぎの目的は、畏友・東野健一さんの展覧会。うっかり今日が最終日って、あわてて。これがもうすんばらしい展覧会。桜、桜ん坊、謎の生き物達、色々、色々。東野さん、絶好調! 新作ポトゥア『あたま山』も目の前で見せていただき、大笑い、大感動! すばらしい。

 あ、ポトゥアっていうのはインドの絵巻物紙芝居のことで、東野さんは画家ですが、自作の絵巻物をくりながら物語を語る大道芸人でもあるのです。もとから大きな東野さん、さらにさらにでっかくなって、自由になって。たのもしい。

 この方とも色々ながいお付き合いで、奴凧でそのあたり書きたいと思っていますので、おたのしみに!とにかく、神戸に、東野さんがいる、というだけで、僕は勇気づけられます。さんくゆ東野さん。

 そしてアトリエへの帰り道、ハンター坂の上り道途中、ギャラリー島田にてなんとかザビエという人と、木下晋という人の展覧会。どちらも大きな画面にどかんと凄いインパクトでポートレイトを描いた絵。

 ザビエ氏の作品は以前、木村タカヒロ君が注目してたので、今回ナマで見られてよかった。確かに、確かに、伝わってくる。木下さんの絵は100歳くらいの老人を大画面に鉛筆だけで詳しく詳しく描いた絵で、こちらも確かに確かに伝わってきた。

 「絵」とひとことにいっても、ほんとうに色んな絵があって、僕も、もっと、もっと、自由になりたいって思わされた、東野・ザビエ・木下お3方、各各各の、「絵」体験でした。よしや、描くべしとアトリエに戻り、1998年夏から放りっぱなしの自画像に遂に手を入れてみる。うう〜ん、もっと自由にい〜!

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