2000年12月1日、金曜、晴れ。
さあて年の瀬でっせ、師走でっせえ。僕は文字通り、フィジカルに街を走っておりまして、寺走(ジアス)。ぷ。
昨日は、大阪・厚生年金会館・芸術ホールへ『人間風車』という芝居を観にいってきました。僕の最新装画である、「私の好きなあの人のコト」を先ごろ出版された斉藤由貴さんが出ていらっしゃるということで、駆けつけてまいりました。ナマ・生瀬さんも初めてでした。
導入はえらく軽くほのぼのとして、いかにも小劇場って感じで、あれ?とがっかりしかけたんですが、後半、いきなりマジになてきて、ホラー! うおう、怖いやン! 斉藤さん、なんか凄く自然体っていうか、素、な感じで、ますます怖さ倍増やん。
なあるほど、これなら、2000年話題の一作といわれても納得いきました。みんな、怖さに呑まれて最後には感動を味わってしまうのですが、決して、いい話ではないところが味噌。よおく考えると、後味めっちゃ悪。芸術というものの、残酷さ、無責任さ、ってことも考えさせられると同時に、いい話、なんてなんにもリアリティを感じられない、いい話こそが怪談であるような、2〜3年前に松本仁志氏がコントしてたような時代が、今、なんだとも実感させられました。観応えあり。日曜までやってるので、興味あったら行ってみてわ。
で、今日はずっと展覧会準備。夕方から周防義和氏来神戸で、いよいよ、PIG'S HEAD、レコーディング、具体的打ち合わせ。いっひっひ、来年、えらいことになるけん、みときや。
from terapika
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