2000年9月8日、金曜。晴れたり曇ったり小雨。
昨日、元町の大丸ミュージアムで村山密(しずか、よ読みます)という画家の展覧会が始まったのでさっそく観てきました。これがとても良く、凄く勉強になりました。「絵」の魔法を会得した、「絵」の魔法に憑かれた画家がここにもまたひとり。
もう80何歳かの方ですが会場で流れてたヴィデオ番組を見る限りとてもそんな年齢に見えず、若々しくって、日々絵を描きまくってるって感じでした。35歳くらいでパリに渡り、パリでは巨匠として画壇の重要な地位に就いておられるそうです。全然知らなかった。
けれど、「絵」にひたすら真面目に取り組みつづけてこられた方だということだけは、その「絵」から確かに伝わってきました。僕はまだ油彩を始めて間もないのですが、今、油彩技法の学習が日々進む真っ只中なので、密氏の画面の状態は僕にとってヒントの塊でした。80歳まであと40年ある、うしし…。まだまだこれから。
ここで、秘伝開示とかいってこれまでに僕に定着したことをどんどん文字にしてみんなに配ってたら、ところてん方式で、また僕に新しい「絵」の秘密が宙(そら)から、降り注ぐんです。それをまたみんなにしゃべれるようになるまでには、また10年20年とかかるのかもしれないけれど…。
だからこそ、「絵」がおもしろすぎて仕方ない僕なのでした。
でわ。
from terapika
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