2000年8月22日〜24日、火曜・水曜・木曜。総じて晴れ。
22日、夕刻。東京・丸の内、東京会館において開催された芥川賞・直木賞受賞パーティに妻と出席。実にたくさんの人人。それもほとんどがおじさん。グレイなスーツの。これが「文壇」かぁ…と観察アンド遊泳。
男連れ或いは女連れ。カップル少数。著名人多数。ナマ小説家のお歴々達、ヲッチング。町田さんの挨拶。「真面目」を主張・強調。他の受賞者の挨拶が終わり、しばし歓談、といっても知人がいるわけでもなく、町田夫妻に挨拶して辞去。余りにも多数の人人への応対、さぞや大変かと。
銀座でビールに塩辛などの後、メトロにて渋谷そして代官山へ。三宅純さんを誘って町田さんの受賞お祝いパーティ(2次会)へ。こちらはスーツの方がやや減って、少々なごやかなムード。少しは知人にも遭遇でき、愉しくおしゃべり。著名人多数。中でも井上陽水氏の摩訶不思議なオウラにほれぼれ。祝。
町田さん夫妻に挨拶の後、辞去。握手。また未来へ。三宅さんちにお邪魔してしばし歓談。ホテルの門限を気にして辞去。新宿へ。
23日、新宿うろうろ。午後、小田急美術館へ四谷シモンさんの大展覧会を観に。10代の頃からの憧れの対象だった本でしか見ていないシモン・ドールの数々が目の前に立ち並ぶ、寝そべる。ああ感激。う・つ・く・し・す・ぎ。そのうえ、御本人、登場! カタログ(美書)にサイン頂く。僕を覚えていてくれて、嬉嬉! 昨日今日となんて素晴らしいんだろうとにやにやしつつ、ホテルに戻り休む。
木村タカヒロ君と連絡をとりあって再会、コラーゲン料理。酔っ払って謎の老コラーゲン・マイスターと歓談。木村君と別れてひとりでDUG。1杯の後、ホテルへ。
24日、新宿からロマンスカーってやつで江ノ島へ。15年ぶりくらい。東京時代何度も行った記憶を確かめに。弁天。水族館。イルカ・ショー。後、電車、バスを乗り継いで秋谷邸着。おつかれさまでした〜、と蚊帳吊って寝る仕度。
ところで、持参したカンバスをチェックすると、小さな蜘蛛が巣をこさえており、なんと小さなムカデを吊り上げて今食べんとす。この間、枕元に2回訪ねて来た小さなムカデ。しかしどうやって地を這うムカデが空中の蜘蛛の巣にかかるのか? 蜘蛛が地上でムカデに糸を吐きからめとって、吊り上げたのか? 謎である。蟲の世界は奇ッ怪やのう。
続報は明日に。
from terapika
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