Back Number 20000229

 

 2000年2月29日、火曜、晴れ。

 4年に一度のうるう年。今日はめづらしいこの日を記念して、僕が家族に夕飯の仕度をすることになっています。秘伝・梅にんにくチャーハンを作るつもり。さて、昨日からえんがわちかくに出現した“茶室”ですが、さっそくたくさんの方が三枝さんのおいしい“お茶”を頂いたようで、いいにぎわいですね。天川からはこんなメ〜ルも頂きました。

<三枝庵へ、早速おじゃましてみました。
自分勝手に三次元化できる茶室は、
すごく居心地いい!
三枝氏の含蓄ある話に耳をかたむけ
茶をすすり、雪景色をみました。
ああ、けっこうなお点前でした。
これからも楽しみにのぞかせていただきます。

雪景色は、この天川の雪をくっつけたんですけど。
そう、今日も、ここは雪です。
真っ白でキレイ。
降る雪を見ながら、温泉に入ろうと、
晩御飯の準備をし速攻で、歩いて三分の温泉にいきました。
あ〜これまたけっこうでした。
露天風呂でのぼせても
あとからあとから降ってくる雪がちょうどよかったです。
帰るころはオリオン座がピカリ光る晴れ間が少し見えて、
ゼータクな宵でした。>

 ほんとうに、素晴らしい贅沢。贅沢、といえば、“ブエナヴィスタソシアルクラブ”の中で歌手のイブライム・フェレールが言う。「物欲にとりつかれてたらいまごろキューバ人はとっくにいなくなってただろう。けれどキューバ人は反抗することを知っていた、良きにつけ悪しきにつけね」

 アメリカ文明に呑みこまれることを拒否したキューバは、経済的にはつらい目にあいつづけてきたのかもしれないけれど、それによって確実に護ることができたものがあったことは、この映画を見れば一目瞭然だ。消費しているばかりでは決して得られない「贅沢」。きっと、それは、僕達もいちばん失いたくなかったものだろう。ああ、この映画の音楽家達の音楽とおんなじ次元で、僕は「絵」をたちあげていきたいな。贅沢に!

 from terapika

 
 
 

“angels on the dragon”
(2000年描き初め/部分)

 
     
 

僕が看板・壁画など描いた店が
12月3日オープンしました。

Cafe Hahn Hof
(カフェ ハーンホフ)

神戸市中央区明石町32
tel :078−321−0415
(元町・大丸の南、フェラガモとか入ってる明海ビルの地下1階)

 
 

Days of Angels
天使のカレンダー

絵*寺門孝之 / 文*三枝克之

リトル・モア  ¥1500+税

全国書店にて10月上旬発売