2000年1月12日、水曜。今日も日は薄く、雲が濃淡のまだら模様、ときどき雲の薄目のような隙間から長い睫毛のような日の光が出ていてキレイ。
年末から昨日にかけて買い溜めてあった額縁が画材屋さんから運ばれてきました。油彩用のものを中心にかなりの枚数です。画家によって考え方は違うと思いますが、僕の絵にとって、額縁はとても重要な要素で、展覧会前になるといつも額縁のことで頭を痛めます。額縁はおおむね高額だし、僕の絵にぴったりのデザインのものがいつもあるとは限らないからです。ですから、本当は本末転倒なこととわかってはいるのですが、街でいい額縁が安く出てたら、すかさず買い占めてしまいます。そうして、額縁に合った、ぴったりの絵を、いつか描くのです。ね、本末転倒でしょ。
でも、これだけの数の展覧会をつづけていくにはそれも必要なこと。僕の画室では、自分にぴったりの絵が出来あがるのをいまかいまかと待っている、素敵な額縁たちでいっぱいです。特に今回、油彩用のいいやつをたくさん手に入れることが出来たので、今年は、油彩画をメインにした展覧会をぜひ開いてみたいなぁと思っているところです。お楽しみにね。
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