2000年1月7日、七草粥の日、でしたね。皆さんはお食べになりましたか?
今日はまた昨日のつづきで、日本グラフィック展の授賞式パーティの思い出を書いておきます。と、言っても、僕はやはり緊張していたのか、あんまり記憶がありません。ただひとつ、大切な記憶としてはっきりと覚えているのは、長沢節先生のことです。
僕が大賞をもらった1985年の日本グラフィック展では、僕だけぢゃなく、2等にあたるパルコ賞もセツの櫻井さとみさんで、他にも上位入賞・入選にセツの学生がいっぱいいて、それまでの日グラが東京芸大生の天下となっていたので、セツ・モードセミナーがちょっとした話題となったのです。それで、授賞式パーティには、たくさんのセツ生と、主宰・長沢節先生も来てくださいました。そして、壇上に上がって、スピーチまでしてくださったのでした。
正確ではありませんが、だいたいこんな感じのスピーチでした。
「うちの学生をたくさん誉めてくれて、ありがとう、もっともっと誉めてください、おしまい」
僕はそれまで、普通の小・中・・大のガッコへ通って、校長先生といったらたいがいえばったような重々しい言葉しか言わないのを聞いてきたので、セツ・モードセミナー校長のあまりのおしゃれさにどぎもを抜かれました。そうして一生懸命、なんかカッコイイことを言おうとしてつまらない挨拶をしてしまった自分のヤボをつくづくかっこわるく思いました。セツ先生のあのかっこよさ、軽さ、おしゃれさに、ほんの少しでも近づければいいんだけれどな。
ま、そんなこんなで、大きな賞を頂いたわけだが、それで仕事が来るようになったかというと、全然ダメで、僕の絵が本当にチカラをつけるまでにはそれからまだまだたくさんの時間とエピソードの積み重ねを必要とするのでした。
さて、松本小銀杏君と進めている「服」のプロジェクト、BASARAKAWARA、ひさしぶりに進展がありました。明日から、神戸・六甲アイランドにある神戸ファッション美術館のミュージアムショップ“FLUX
MUSEUM SHOP”で、BASARAKAWARAの服を扱って頂くことになりました。一般の店舗で販売するのはこれが初めてです。関心のある方、どうぞ行ってみてください。BASARAKAWARAの商品は全て松本小銀杏君のお手製、同じモノは2つとないオリジナルです。気に入ったヤツと出会ったら、即ゲットのうえ、末永くご愛用ください。また、当サイト上にも近々、BASARAKAWARA SHOPを開店する予定です。神戸が遠い方もこちらをご利用ください。ぢゃ。
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