11月2日、火曜、雲越しに射す光は硬く、夜になって急角度で冷え込んできています。まだ、アトリエです。ピガに出す、油彩の天使や人魚や美女たちが、ようやく仕上がりつつあります。ううむ、かなり良い、と相変わらずの自画自賛。
さあて、作品搬入まであと一週間、夏休みサロンの前にも書いたとおり、ここからが絵の描き時なんですね、僕の場合。背骨ん中に、熱く焼けた金属棒が差し込まれてるような感じ。指先からはビームがほとばしり、絵がいくらでも湧き起こってくるマジカルタイム。いつもに増して油彩の作品にかかる時間が長いため、油絵の具やペトロールやルソルバンの匂いでらりって脳が溶けて、鼻から垂れそうです。あいもかわらず今も、ニック・ケイヴの太い声がアトリエに鳴り響いています。ご近所にお住まいの皆さん、やかましくってゴメンナサイ。
ぢゃ、またあした、明日は文化の日、文化の日って何?!
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