寺門さんが旅に出てしまったので、
9月29日から数回に渡って深海(GwG)が
”Today’s Terapika” を担当していきます。
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初めての合評の後、寺門さんから説明がありました。主にデッサンについての説明だったのですが、技術的な説明は全く無かったと思います。でも、ボクには全てが新鮮でした。
いくつかの説明の後で、再び、今度は別の人の顔を描いたのですが、一枚目と二枚目の差には驚くばかりでした。別に急にうまくなったとか、そういう事ではないのですが、これが絵を描くということなのか、と初めて実感したのです。このとき、ボクの中にあった、なぜ絵でなければいけないのか、という疑問は、あらかた解決してしまいました。こりゃ絵でないとダメだろう、と思ったのです。
さっきの寺門さんの説明の中にも、ボクにそう感じさせるような言葉が含まれていました。それは、「人の顔には、ホントは線なんか存在しない」ということでした。ホントは存在しない線を、自分が目の前にしているモデルから、その一瞬一瞬を感じとって線を生み出していく。それは、まさに線を「発明」するということだったと思います。
この言葉は、ボクにとっては今でもとても大切な言葉です。デッサンをしていて行き詰まったときは、いつもこの言葉を思い出すようにしています。
そして、ボクがてらこやで描いた一枚目と二枚目のデッサンは、今でもボクのとても大切な宝物です。
それでは、また明日。
10月2日土曜日 晴れ後曇り
From 深海"DeepSea"
重信(GULLIVER webLICATION GOAT)
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