Back Number 19990817

 

 8月17日、火曜、晴れ、今日もまたあっついねえ、失神しそうや。

 さて、“てらぴか夏休みサロン”でライヴで一枚、130号カンバスの大作を日々、描き進めていることは前にも書いたと思うが、これがこの2日くらいで、がぜん、絵らしくなってきた。なんかパワーがこもってきた感じだ。まだまだ完成までは長い冒険を繰り返すことになろうが、もう引き返せないところまでは進んできたようだ。

 この絵を描き進めるにあたっての、僕に課してるルールは、絵を描いてるとき以外、何も考えないこと、何も計画しないこと。絵を描くこと自体が冒険であること。いまだどこに向かってるのかわからないこの絵は今、すんごく天国的で、星星からは滝が落ち、山裾から虹が立ち昇り、ダムが水を受け止め、観覧車が小さく回転している風に見える。が、明日はどうなっていくのだろう。

 どんな絵に育つにせよ、僕の、この、1999年の夏休み(ぜーんぜん休んではないけど、きっと忘れられない夏になるはず)の全てを吸収して保存してくれることだけは、確か。次の土曜・日曜の午後に、きっとまた、ぐぐーんと進むはず。22日の日曜はまた、PIG’s HEADの演奏も入るし、お楽しみに。木村タカヒロくんも隣で描いてるはず。

 ぢゃ、また“サロン”でね。あしたはいよいよ、グランドクロス?

 ようこそ、“てらぴかのえんがわ”へ、from 寺門孝之