ふたたび、「虹」について、
何かの本で読んだんだけど、「虹」の立つ所に「市」も立つそうです。僕の中で、このことは何かとってもイメージが膨らむ定理です。「市」が立つ、つまり、交換が激しく為されるってことですね。僕の妄想では、たとえば日照り続きの村で雨乞いをします。龍は雨のかわりに美女を求めます。交換の成就の証し、互いの返礼としての虹が立ちます。そんな感じ。
虹を見るときの、ハッとした感じの中には、ああキレイだなあ、というだけでない何か禍禍(マガマガ)しい感じ、何かを取り上げられようなた感じを感じてしまう僕は感じ過ぎでしょうか?
”てらぴかのえんがわ”をはじめて何日目だったか、夕刻、アトリエの窓のまっすぐ先に、太い虹が立っているのを娘が見つけて教えてくれました
。ちょうど、神戸市庁舎の上から虹は上っていました。
珊瑚色の夕空に、虹が映えて、うっとりしました。ああ、どこかで大きな交換が為されているのだな、と感じました。
交換は、いつも、少し悲しい。
・・・・・おはようございます、7月30日、晴れ、
ようこそ“てらぴかのえんがわ”へ、from 寺門孝之
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