ギャルリ・ムスタシュでの恒例・秋の個展は昨年に引き続き“テラカド☆オペラ”というキィワードに展開中のイメージのいわば“第二幕”です。
このところずっとゴージャスでちょっと芝居がかったような世界へとどんどん絵筆は引き寄せられておりますが、なんと言っても今回、ながらく封印していた油彩の再生が、僕自身としてはエポックでしょうか。
昨年のテラカド☆オペラにオイル・マジックの艶が加わり、第二幕が上がります。おなじみのマダム エ マドモワゼル ムスタシュがゴージャスにお迎えするサロンのようなギャルリ・ムスタシュの空間が今回はどのように演出されるのか、僕もたのしみです。
寺門孝之
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