パリのような街に住んでいる。古いアパルトマンの屋上に出て、僕はもらった赤く細長い箱(かなり大きい)を開けてみる。(内容忘却)
しゃがんで箱の中を覗く僕の近くに、ツバの広い黒い帽子をかむり黒い服を着た、僕と背格好の似た男が立っていて、僕の様子を窺っている。箱はこの男がくれたものか?
室内で妻が僕の顔をデッサンしている。目が黒く塗られて白目が無いのが気になる。
(1993年1月1日、神戸・滝の茶屋)