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m y d r e a m s
 

『大宴会場での排便』
 

 修学旅行のような一行に参加している。古い立派な旅館の大広間に通される。食事の用意がされている。仲居さんが大勢忙しそうに往来している。

 僕は急に便意をもよおし仲居さんの一人をつかまえてトイレの場所を訊ねる。「はいはいこちらですよっ」と案内されたのはなんとこの大広間で最も目立つところ、普通、宴会場では舞台になっているはずの正面に一列、便所がしつらえてある。ええっ!こんなところで・・・と思うが便意に勝てず、まぁいいや、みんな食事してるからこっち見たりしないだろう、えいっ!と思い切って飛び込む。

 古い和式でおまけに戸に鍵がない。それでも気がせいているのでもう無心になってしゃがむと、どんどんどんどん自分でも不思議なくらい大便が出てくる。

 気持ちいいいなぁと思っていると、バタンと戸が開けられ「おにいさん大丈夫っ」と仲居さんにのぞかれた。ひゃあっ、「大丈夫、大丈夫ですっ」と戸を内側から引っ張って閉めようとすると、別の仲居さんが「おにいさん気分悪いのん」とか「背中さすったろか」とか次々に戸を凄い力で開けて入ってこようとする。あぁ、なさけない、やめてくれぇ。

(1993年1月5日、神戸・北野)