祭壇のような、背の高い棚状のものがあり、儀式が執り行われている。サザンの桑田圭佑さんが、インドの銀製の花瓶のようなものにお酒かお水を注ぐ役。私は棚の上の方にあるその器に差してある植物を、水が入れやすいよう少し持ち上げておく係。
なみなみとつがなければならないので、「はい、いっぱいになりました!」と言った後で背伸びして「本当にいっぱいになったかな?」と器を覗き込み確認していると、体がふわ〜っと浮いて、口の中の歯とはぐきの間の何かがピラ〜っとテープのようにはがれてきた。
そこにいた仙人みたいな人が、あなたの歯を変える時が来た、みたいなことを言う。それから周りにいた人たちに、あなたたちは新しい記紀、平安時代の日記のようなものとしてこのことを書き記しなさい、と指示している。
それから場面が変わり、私は空高いところに浮かんでいる。たくさんの半透明の手が浮かんでいて(でもこわくない)、その中のひとつにつかまえられた、と思ったらそれは現実世界の私の手で、私はにっこり微笑んだそのもう一人の私と手を取り合っている。
もう帰ろう、といっているようなその手に導かれて、空を降りていく。絵の中のような星々の舞う空を抜けて、紫色の空を過ぎて。。。ラーララララーラララーラーラーララララー♪という静かで心地いい音が流れている。
もう一人の私とくるくる回りながらゆっくりと海岸におりる。とても美しい世界。
(2003年7月25日、福岡の自宅)
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