カレンダーやクリスマスカードなどに僕の絵をフィーチャーしてくれていた大阪を拠点に全国にバツグンのシェアを持つステイショナリーグッズの企画・制作・販売会社ギャラリー・インターフォームは、2000年にオシャレなアート系本屋さん&カフェ=book
cellar amusをオープン。そこを拠点に新しく出版部門もスタート。
で、僕に“greeting
book”のシリーズを作らないか、というお誘いを。よろこびいさんで引き受けたものの、実現には思いの外、時間がかかってしまいました。
これまでそれぞれ単独に描かれた絵を纏めた画集や、詩集画は作ったことがあっても、一冊が一つの明確な世界を形作るいわゆる「絵本」という本を作ったことがなかったのでした。言葉の方はするすると思い付けたけれど、いざ、絵を描こうとすると、いったいどんなタイプの絵を描けばよいのか、はたと立ち止まってしまったのです。
さらに「結婚」「出産」「誕生日」「その他いろいろ」の4タイトル同時発売というオーダーだったので、う〜んかなりの重量。が、ようやく絵の光が見えてきて、後はこつこつ、こつこつ、描く描く、描きに描いて出来上がった4タイトル。
出来あがってみると大満足。発色もヴィヴィッドなキレイな本に仕上がりました。わーいわい。
言葉の方が出来てしまうと、編集者の寺門がイラストレーターの寺門を雇ったみたいな状況で、新鮮な体験。僕は多分、「絵本」向きの感性ではないと思うけど、なるほど「絵本」って贅沢でヤミツキそう。
現在同シリーズの「クリスマス」用も執筆中。
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